橋本葵@三良(ミヨシ)ファーム

広島県三次市(みよしし)の和牛繁殖農家の嫁、二児の母です。 農でつながるコミュニティ【…

橋本葵@三良(ミヨシ)ファーム

広島県三次市(みよしし)の和牛繁殖農家の嫁、二児の母です。 農でつながるコミュニティ【ミヨシのミカタ】で農産物やそれを創る人と想いを知り 子どもと一緒に地域の農家に関わる「食農共育」に取り組みます。 【三良(ミヨシ)ファーム】として活動する私の想いの根っこの部分を綴ります。

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農でつながるコミュニティ【ミヨシのミカタ】とは

概要農への関わり方には、働き手、家庭菜園、消費者としてなど多様な立場があります。 立場を超えてリアルでのつながりを大切に。 三次市・庄原市の方を対象としたアプリを使った情報共有コミュニティです。 農は日々の食を通じて皆さんに関わりのあること。 地域の方なら誰でも登録可能です! 背景 コミュニティのつながりからできること立場+地域を超えたつながり(全員集合) 地域を超えたつながり(三次市+庄原市の「農家」など) 立場を超えたつながり(「三次市の市民」など) 同じ立場で

    • 「子育ち」を実践する先輩ママさん

      昨年度お世話になったローカルベンチャーラボ。 先進地でのフィールドワークや実践する先輩方からの学び、繋がりはもちろんですが、 全国で頑張る同世代がたくさん参加していて、 同期の皆さんからは今も刺激を頂いています。 ちなみに、今年度の募集が始まっているので気になる方はぜひ。 ばばみほさん 西粟倉村のフィールドワークでご一緒した、ばばみほさん。 子育て中の同世代ママで活動内容だけでなく、考え方やお話の内容に とても共感し、子育ちの先輩として敬愛するママさんです。 インスタも素

      • 【三良(ミヨシ)ファーム】としての活動②

        活動を始めた2021年末~2022年度の活動は 別でまとめているのでご参照いただければと思います。 ますます私事と混同していますが、 個人として関わるコトでも活動に繋がっているので 自分の備忘録として、ここでは2023年度の動きをまとめます。 2023年4月~12月 第36回三次さくら祭の実行委員として他業種の方と関わる 【gift】で出店し、「想いのシェア会」を企画する 中国新聞の取材を受ける 県立広島大、庄原キャンパスで先生とお話 地域資源開発学科の実習で学

        • 【農でつながるフェス🌱】を終えて

          2024年1月28日(日)、 略して「農フェス🌱」を開催しました。 皆さんにお礼をお伝えして感想を伺いながら 今の想いをまとめてみたいと思います。 企画づくり 大学時代に子ども向け参加型の企画作りを始めて いろんな人とワクワク、楽しいことをする 時間や空間を共にするイベントをする、関わる 楽しさや面白さに気付いた気がします。 寮祭では実行委員として動いていたものの、 皆で役割分担してその役割を最大限を果たす。 全体の動きの一端を担うくらいの働きでしかありませんでした。

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        農でつながるコミュニティ【ミヨシのミカタ】とは

          【農でつながるフェス🌱】に向けて

          昨年末にイベントページを立ち上げ、広報を始めました。 年明けからはチラシの設置、新聞折込、家業も含めて取材を受けたり。 この場を一緒に創る皆さんとお話を進めてきましたが、 いよいよ明日となりました! 「農」の多様性 「農業」と一言で言っても、その内容は様々です。 ・どこで(都道府県、市町村、地区、集落、土地、立地) ・何を(経営体系、事業内容、品目…) ・どのように(経営規模、土地用途、関わり方…) を選び取り組むかは全て「人」に寄ります。 「農業」は多様であるから面白

          【農でつながるフェス🌱】に向けて

          農業現場を魅せる大切さ

          「農業」というと年配の方、特に男性が多く 専門用語が飛び交うお堅いイメージが強いようです。 同世代女性には関わり辛い仕事になっていますが、 私はそのイメージを払拭したいと思っています。 そのためには私が農業で働く姿や現場を魅せる必要があると感じています。 「私」から「農業」を魅せる 三次に移住して5年。 橋本家の嫁として受け入れられ、家族経営の和牛農家でありながら、 集落の加工所や周りの農家さんのお手伝いなどで 地域の方との関わりがあったことで うちのことだけでなく農業

          農業現場を魅せる大切さ

          「家業を継ぐ」ということ

          私は結婚を機に三次に来て嫁という立場から家業に携わることで 和牛の農家として自分の好きな牛に関わることができています。 ただ、うちの経営者はご両親であり、継ぐのは旦那さんでした。 私はそれをパートナーとして支え続けることが使命だと考え、日々の仕事や現実と向き合っています。 家業と家族 家業は会社経営なので私は雇われの身で従事しています。 畜産に携わる者として学んだプライドを持って牛のことを考えたり 現場の作業者として仕事の内容を見直し効率化を図ったり どれだけ短時間でより

          「家業を継ぐ」ということ

          「想いを継ぐ」ということ

          モノとコト、どちらも続けるためには大事ですが、 私が一番守り継ぎたいのは「想い」です。 それに至った経緯をまとめます。 人から学ぶ 社会に出てからは「周りの人」から学ぶことが多く、 内容はその人の経験から得られた知恵もあります。 田舎暮らしの手仕事、味噌づくりや梅干し、農作業も どれもが人を介して受け継がれてきたものでした。 それが今では田舎に暮らしていても 普段の生活からは切り離されたものが増えています。 調べれば知られることもたくさんありますが、 誰かから学ぶことで

          「想いを継ぐ」ということ

          百の志事をする女として生きる

          「百姓」という言葉、現在は死語として扱われています。 それは都会から見た農村の差別用語として使われていたからです。 しかし、私は敢えて「百姓」として志事に誇りを持って生きたい。 そう想う由縁をまとめます。 農村女性の心理的呪縛 嫁という立場で田舎に入って同居して感じた違和感。 農家だから。嫁だから。母だから。 「これがあなたの仕事」と決めつけられる空気感。 社会的には平等と保障されているはずなのに。 女だから。立場が自然と決められ感じる劣等感。 見えない鎖で縛られているよ

          百の志事をする女として生きる

          「牛守り」という仕事

          農林水産省「農村プロデューサー育成講座」の 実践コース、京都会場での講演で 滋賀県立大学の地域共生センター講師の上田洋平氏から 「〜守り」という仕事の紹介があり、 それまで自分の仕事を「牛飼い(うしかい)」と呼んでいましたが、 こちらがしっくりくるように感じました。 それ以来、「牛守り(うしもり)」と呼ぶようにしています。 「牛守り」という仕事に惹かれている今の想いをまとめます。 私の日常 「ふるさと」を五感体験で表す、ワークショップで 私の「今のふるさと」を綴った文章が

          「牛守り」という仕事

          私の原動力

          農村の女性は「仕方ない」って諦め 受け入れてしまう機会が多い気がする。 それは男性が決めることが多くて女性はそれに従う。 そういう社会的構造で成り立っているから。 それを言葉で否定するのは簡単だけど それを変えることってとても難しい。 変われば嬉しいのは事実だけど、 人を変えるのは難しいのもよくわかってるから、 私は今の構造を壊してひっくり返したい訳では無い。 でも、 田舎だから 女だから 嫁だから 子育てしてるから いろんなことで諦めたくない。 欲張りだから全部叶えたい

          【ミヨシのミカタ】に込めた想い(BACK GROUND)

          メディアでもお話する機会が増えてきたので 私の信条のBACK GROUNDをまとめておきます。 BACK GROUND(背景)立場を超えて 私自身は「農家」と名乗りながらも経営者ではなく、家業は法人化しているため身分としては「アルバイト」です。 若者なので「担い手」として期待されながらも、「働き手」でしかないという立場から、同じような立場で働く方との繋がりが欲しいと思うようになりました。 しかし、地域の方々と構想についてお話する中で、皆さん「私」という個人と真摯に向き合い

          【ミヨシのミカタ】に込めた想い(BACK GROUND)

          「畜産」の魅力

          先日取材を受けている中で、 「京都の街中で生まれ育ち、どうして畜産の道へ?」 と問われて少し変わっている自分を自覚しました。 この仕事が好きで誇りを持って働いているので その経緯と考えについてまとめてみます。 ヒヨコ→ニワトリ→肉・卵ヒヨコ その背景を辿ると小学生の頃に遡ります。 今となっては曖昧な記憶になりますが、 理科が好きな私は夏休みに自由研究のためか 青少年科学センターに連れて行ってもらいました。 そこに卵の人工ふ化を見るコーナーがあり、眺めていました。 普通は卵

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          農でつながりミヨシな地域に

          【三良(ミヨシ)ファーム】としての活動内容と想いを素敵な動画にまとめていただきました。

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          オタクな地域づくり

          「オタクは多様です。その文化を地域づくりに取り入れます!」 と言っても知らないとよくわからないと思うので 私の場合を事例としてお話しましょう。 幼少期の思い出 父が観るアニメを小さい頃から横で観ていました。 思い出せるのは小学生で「エヴァンゲリオン」と「ガンダムSEED」。 大きくなってから見直してようやく内容を把握できるくらいの覚えしかなく、 ストーリーの深い部分は分からなかったけれど、絵と歌にはまっていました。 初めてカラオケで歌ったのは「残酷な天使のテーゼ」で、車で

          【ミヨシのミカタ】に込めた想い(ロゴ)

          ロゴを作った理由 【ミヨシのミカタ】は既存のSNSを利用したものであるため、 「仕組み」であって「商品」ではありません。 誰でも作れる・使えるからこそ、使い方のアイデアを「知財」にしたいと考えました。 その仕組みをフランチャイズなどで他の地域にも普及できる形にできればと想っています。 (現時点ではまだ何も準備していません。) ネーミング 「ミヨシ」は【三良ファーム】の「三良」を、 「ミカタ」は「味方」と「三方良し」から「三方」をかけたネーミングになります。 これはお世話

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