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ソムリエ試験対策ここだけは!オーストラリア概論

○プロフィール
・南緯31~43
東端のニュー・サウス・ウェールズ州から西端の西オーストラリア州まで3,000km超に渡って、ワイン産地が点在している
・世界第5位のワイン輸出国
・ワイン産業の一番の障害は、使用可能な「水」の恵みが限られている
・環境保全プログラム「サステイナブル・ワイングローイング・オーストラリア」はオーストラリアワイン研究所(AWRI)が運営を行っている

○歴史
1788年、ニュー・サウス・ウェールズ州の初代総督で英国人海軍アーサー・フィリップ大佐が、オーストラリアに最初にワイン用ブドウを持ち込んで、シドニーにもたらした
1825年ジェームズ・バズビーによって、ニュー・サウス・ウェールズ州ハンター・ヴァレーによって本格的なブドウ園が開設
・ジェームズ・バズビーは「オーストラリアワイン用ブドウ栽培の父」と呼ばれる
・「バズビー・クローン」の一例として、ピノ・ノワール栽培で用いられる「MV6」はブルゴーニュ「クロ・ド・ヴージョ」の畑のもの
1877年ヴィクトリア州ジロング近郊でフィロキセラが発見
バロッサ・ヴァレーのラングメールワイナリーが所有する1843年植栽のシラーズが、オーストラリア最古のワイン用ブドウだとされている
・1940年代、ペンフォールズ社のMax Schubert(マックス・シューバート)は、欧州に渡りボルドーの赤ワイン造りに影響を受けた
クレア・ヴァレーのワイン生産者が2000年ヴィンテージから、白ワインにスクリュー栓(STELVIN)を採用、コルクから栓へと変更されていく分岐点となった

〇気候風土
クナワラやライム・ストーン・コーストのテラロッサ土壌はカベルネ・ソーヴィニョンに好適
タスマニアで特徴的な水はけの良い土壌はジュラシック・ドレライド(Jurassic dolerite)
・ワインの品質向上として行われる品評会「ジミー・ワトソン・トロフィー(Jimmy Watson Trophy)」仕込みから1年後の赤ワインで競う、醸造家にとって最も権威のある賞のひとつ

〇主なブドウ品種
【生産量】
1位:シラーズ〔黒〕
2位:シャルドネ〔白〕
3位:カベルネ・ソーヴィニヨン〔黒〕

〇ワイン法と品質分類
・酸化防止剤、保存料の表示が義務付けられ、その番号がラベルに記載される
「200」= ソルビン酸
「220」= 亜硫酸(二酸化硫黄)
「300」= アスコルビン酸(ビタミンC)

○【地理的呼称 G.I 】について
1993年 導入
・G.Iを決定する権限は、地理的呼称委員会(G.I.C)がもっている

《ルール》
 「G.Iの表示」「ヴィンテージの表示」「品種表示」全てにおいて、当該ワインを85%以上含まれれば、上記を表示できる


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