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人財開発と組織開発に興味を持ったきっかけ

人から必要とされることって仕事をしていく上で最も大事な要素だと思っている。
僕自身はWebエンジニアとしてずっと働いてきたが、自分が以前所属していた企業では社員の大半がエンジニアだったため、そこでどのように自分のことを必要と思ってもらえるかは、死活問題だった。
必要とされないエンジニアは社内で居場所がなくなり、辞めていくことが多かったからだ。

優秀なエンジニアなんてゴロゴロいる訳で、そんな人たちより更に優秀なエンジニアを目指すなんてことは最初から無理だった。
そこで考えたのが、非エンジニアの企画者やディレクターとのコミュニケーション面について。

その当時のエンジニアは非エンジニアの職種の人に対して、説明がめんどくさいのか、冷たい感じの人が多かった。
あるいは威圧的な態度だったり。

そんな態度を取るものだから関係性が悪いプロジェクトを見たりしていたのだが、僕はあえて非エンジニアの人に対して丁寧な態度を積極的に取っていた。そこが差別化になると思って。

案の定、話しやすいエンジニアとして企画やディレクターの方々からは重宝されていたと思う。
そのおかげもあって、いろいろと重要なポジションに推薦していただいたり、様々な場面で必要としてもらえていたと思う。

決して、能力的には優秀なエンジニアではなかったと思うが、任されたプロジェクトはどうにかしてちゃんと着地させる、ということに集中してきたので信頼もされていたと思う。

おそらく、そのあたりからエンジニア組織の構築だったり、人財育成ということに興味を持ち始めたんだろう。
もうこのチームじゃ、どうやったってプロジェクトは遂行できない、といったことがあっても、思いがけずチームメンバーの意識が変わって急速に良いチームになったりする場面を目にすると、いかにチームビルディングや組織開発が大事なのか、ということを実感することが多かった。

チームビルディングで苦労しているマネージャーは周りを見渡すとたくさんいたし、せっかくの能力を十分に発揮できずに腐ってしまうエンジニアも見てきた。
そんな不幸な状況をなんとかできないか、と考えているとやはり人財開発や組織開発に行き着く。

いまでもそういった部分で貢献したいと思ったり、もっと組織開発を科学したいと思っている。
だからそういった面を自分の仕事にできたらな、と思ってキャリアチェンジした、という経緯がある。
この決断がいつかは良かったと思える日がくることを願ってがんばろう。

今日も良い一日を。

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