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【読書感想】『3か月で自然に痩せていく仕組み』(野上 浩一郎 著 ダイヤモンド社)

まず、先に結論を申し上げます。
当書は、史上最も

「優しい、そして易しい、ダイエット本である」


ということ。

著者である野上浩一郎さんは、神奈川県で整骨院を経営しながらダイエット指導をしている治療家・ダイエットコーチです。

これまでに、のべ3万人の施術、600人のダイエット指導をされており、ダイエットプログラムの成果は、平均マイナス5キロ、100%の方が結果を出しています。(3キロ以上の減量に成功した人に限っては96.6%)

しかも、リバウンドなし!
このような素晴らしい成果を出しているダイエット法、気になりませんか?

当書を読み、実践するだけで、野上さんのダイエットプログラムと同等の効果が得られます。


冒頭に結論を書きましたが、「優しい、そして易しい」5つのワケを説明いたします。


1.ビジネスマンでも、主婦でも、学生でも。
どんな生活スタイルにも適用できるダイエットである

当書のダイエットのルールのひとつに「食べる時間」の制限があります。
これは、朝食や夕食をプロテインやスムージーに置き換えることによって、食事時間をコントロールするものです。

朝が早い主婦や学生さん、夜遅くまで仕事をしているビジネスマンなど、
それぞれの生活スタイルに合わせてアレンジをすることができます。

さらには、夜勤など不規則な勤務の方でも、食べる時間をコントロールさえできれば、可能なダイエット法です。

2.3勤1休!
OFFの日はいつでも、何でも好きな1品を食べていい

表紙のタイトルにもあるように、「3勤1休」。
すなわち、3日取り組み(ON)、1日休む(OFF)というもの。
また、この割合さえ守っていれば、ONとOFFの日は入れ替え可能。
会食などの予定に合わせて、変更することも可能です。

ONの日は「NG30品目」と食べる時間の制限がありますが、OFFの日は1品好きなものを好きな時間に食べてよく、食べる時間の制限もありません。

緩急をつけて取り組むことで、モチベーションが持続します。

中でも私が一番驚いたのは、カロリー計算が不要だということ。
NG30品目を避けるだけで、自然とカロリー制限もされる仕組みになっています。


3.レコーディングがしやすい「ライフスタイルシート」

自分の日々の食事を自覚するため、毎日「食べたもの」「体重」「体脂肪率」などを記録するレコーディング。
当書のダイエット法の必須要件となっています。

これを見て「毎日書くのなんて面倒だな・・・」
と思った人は少なくないなず。

当書に付属しているフォーマットはとても書きやすく、簡単にレコーディングを始めることができます。

併せて、『3種の神器』である、「スマホの無音撮影アプリ」「500ミリペットボトル」「スマホ連動体重計」を活用することで、よりストレスフリーなレコーディングが可能になります。


4.12の抜け道とやせる神メニュー

無性に甘いものやしょっぱいもの、脂っこいものが食べたくなることがあった場合、ダイエットをしていたら、どうしますか?

多くの人は、食べてしまうか、我慢するかの二択だと思います。
この二択思考がダイエットを進めていくにあたり、大きなストレスになります。

その問題を解決する方法として、12の抜け道という二択思考に囚われない「第三の選択」を与えてくれています。

この第三の選択肢は、脳科学・栄養学に基づいたものであり、欲求を満たしながらストレスフリーに痩せていくことができる選択肢です。

また、コンビニやファストフード店などで、ダイエットにおすすめの36メニューも紹介されており、家事をしたくない時などにも抜け道を提案してくれています。


5.痩せる生活習慣で痩せ力を加速

当書の内容をルールに則って正しく実行していれば、間違いなく3か月後には痩せます。
ただし、個人の目標や体型・体質などにより効果に差が生じます。

そこで、痩せ力を加速させるためには、生活習慣を見直すことが必要です。

当書には、食べ方、運動、睡眠にまつわる11個の痩せ習慣、すなわち、痩せ体質になるためのTODOを写真やイラストをまじえて、わかりやすく書かれています。

痩せ体質になれば、リバウンドもしない。
ダイエットを意識せずとも、体型を維持できるのです。


まとめ

著者である野上さんは「日本人を辛いダイエットから解放する」をビジョンに活動されています。

当書を読む目的は「ラクにダイエットをしたい」という人が殆どでしょう。
しかし、私はそれだけに止まらないと思っています。

ダイエットをして、まず手に入れられるのは健康。
当書が広まることによって、健康な日本人が間違いなく増えるでしょう。

そして、体型を改善することにより、自己肯定感や管理能力が上がり、仕事やプライベートも充実したものになる。

よって、当書は、「よりよい人生を送る」のための一冊であるといっても過言ではありません。

当書が広まり、健康で豊かな人生を楽しむ人がひとりでも増えることを願っています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

それでは、また。



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