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生まれながらにしての天才は、いるのか その1

吹奏楽部は新年度、新1年生が正式入部をするとまず楽器決めが行われます。往々にして有名な名前の楽器に希望が集中するのは仕方がないのかもしれませんが、多分に漏れず僕もサックス、特にアルトサックスがやりたくて入部しました。しかし先輩から「男子はサックスやりたいんだったらバリトンね」と言われ、断りました。僕はアルトでメロディを吹きたかったのです。知識のまったくなかった音楽経験ゼロの戯言です、ご容赦ください。

紆余曲折あって結果的にトランペットになりましたが、僕のいた中学校の吹奏楽部は、あまり深く考えて担当楽器を決めていなかったようで、人数のバランスだけ考慮し、できるだけ本人の希望を通すように割り当てられていたように覚えています。

聞いた話ですが、楽器決めの方法って部活によっていろいろあるようで、新1年生に全部の楽器を演奏させてみて、最初に音が出たら優先的にその楽器に採用だとか、リズム感があると打楽器にするとか、初動であらかた決めることも多いみたいです。もしそんな決め方をされていたら僕はトランペットにはなれなかったでしょうね。数週間ほとんど音が出ませんでしたから。

そう言えば「唇が厚いからトランペットは向いていない」と言われたりするアレ、今でもそんなこと言う人いるのでしょうか?いるんでしょうね。これ、根拠を説明している人がひとりもいないのに、言葉が一人歩きしてしまってますよね。やりたいんだったらとりあえずやらせてあげればいいのに、やってもいないのに向いてないとかよく言えるよな、かわいそうに。なんて思ってしまいます。まあ、部活内の事情や楽器の人数バランスなど色々ありますから、ここでどうこう言える問題でもありませんけどね。

さて、本題なのですが、未経験なのにいきなり音が出せた人に対して世の中では「天才」などと呼びますが、生まれ持った才能とか、それ本当に存在するのでしょうか。

持論ですが、僕は生まれ持った天才はいないと思っています。
その続きは明日の記事で。


荻原明(おぎわらあきら)

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