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サンクコスト効果から抜けられない痴愚(=ファン・信者)

頭の良し悪しが決まる瞬間は1度固定されたストーリー(=自己実現)から抜けられるか、それとも自我を保つために反芻するかである。

表面的に抜けたとしても解毒できなければまた同じ状態に戻る事もある。

サンクコスト効果とは人は膨大な時間やお金、関係コストを払えば払うほどその対象から抜けられなくなる事である。

それと同時にそれはその人にとってのアイデンティティとなってしまうのだ。

さらに生粋のファンや信者は交流会や互助会といった生活に関わる関係性に紐づけられているので、体裁上抜ける事ができない。

連中にとって業界歴・信者暦・ファン歴が長い事は自らの存在価値だと信奉しているので辞めるという事は人生を辞める事に等しいのである。ここまでくると好きだから社畜やファンや信者なのではなく意地で社畜やファンや信者をしているということだ。

無論退くことによって100%メリットがあるとは言わない。辞めることによって生活が成立しなくなったり、生きる糧を失う可能性は否定しない。しかしここですんなり退けられる人は対象執着がなくのびのび生きられる思考を持っている。

逆に意地で業界・宗教・アイドルに縛り付けられたファンや信者は醜い人生を送ることになるだろう。また頭の良し悪しというのは、固定されたベクトルをただ突き進むのではなく一歩退けられる思考にあるのだ。

学習教材(数百円)に使います。