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北欧縦断の旅

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北の最果てノルウェイ・トロムソを去り、デンマーク・コペンハーゲンへ。

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フライト中に各国の土地の様子を見るのは楽しい。ノルウェイは素朴。野ざらしな土地。

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デンマークの領地に入ると、よく整地された土地が広がる。

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空港から電車で15分ほどの位置にあるコペンハーゲン中央駅。

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夕方の駅前。仕事帰りの人々が足早に行き交う。
そんななか日本でお馴染みのベーカリー、アンデルセンを発見。実はアンデルセン創業者・高木俊介さんは、コペンハーゲンで食べたデニッシュペストリーのおいしさに心を打たれ、広島に「アンデルセン」を開店。日本で初めてデニッシュペストリーを販売したのだそう。

数十年後、高木さんの生前の夢だった「デンマークへの凱旋出店」を息子さんや娘さんが受け継ぎ、デンマークに3店舗出店したんだとか。ちなみに販売されているパンは日本のそれとは全く異なり、完全デンマーク仕様。

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レゴ製のサンタ。さすがレゴの本場。何日かかったんだ…。

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 コペンハーゲン中心に佇む市庁舎。中世デンマーク様式と北イタリアのルネッサンス様式を取り入れたという建築物。赤レンガ造りのクラシカルな建物を控えめな照明が上品に照らす。

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デンマーク人に愛され続ける童話作家ハンス・クリスチャン・アンデルセンの銅像。「人魚姫」「みにくいアヒルの子」「マッチ売りの少女」「雪の女王」など、多くの作品が世界中で愛読されたが、自身は常に失恋の連続で生涯独身だったという逸話も残る。

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コペンハーゲン港のウォーターフロントに建つ、通称“ブラック・ダイアモンド”と呼ばれる王立図書館。デンマークの建築家集団「シュミット・ハマー・ラッセン」が、南アフリカ産の黒色花崗岩を外壁に用いて設計した。コペンハーゲンに住んでいたら、通いたい場所No.1。

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18世紀につくられた港町ニューハウン。色鉛筆のケースみたいにカラフルな建物が並ぶ。アンデルセンが愛した場所としても有名で、運河沿いには今もアンデルセンの暮らした赤い家が残っている。

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レトロな遊園地・チボリ公園。1843年の創設以来、2億7千人が訪れたという。かつてウォルト・ディズニーはディズニーランドの構想を練る際、ここを再三訪れて様々な点を参考にしたんだとか。

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往路フライトで隣り合わせた日本人の女の子とデンマーク料理店「Nyhavns Færgekro」で落ち合ってディナーへ。彼女はストックホルムを、私はトロムソを訪れてきた。お互いの旅話をここで共有。

世界で最も美しい水の都と呼ばれるストックホルムも、北極圏のパリと呼ばれるトロムソも、噂に違わず魅力的であることを互いの写真で確認して、食事を始める。ちなみに左上のお酒は、ジャガイモを主原料とした蒸留酒アクアビット。パプリカスープもサーモンも美味しく頂く。

北欧は物価が高いが、特に外食は異様に高い。日本の1.5~2倍くらいする。そのためかレストランに入る人もまばら。一方でスーパーで売られている野菜や肉など(自炊するための食料品)は安い価格設定されていると本で読んだことがある。

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帰国日のコペンハーゲン空港。今までいくつかの空港を訪れたが、ここまで美しい空港にお目にかかったことがない。高い天井から、ほどよい位置に下がるレトロモダンなペンダントライト。大きな窓にはウッド調のブラインド越しに美しい空と滑走路が映し出される。

1920〜30年代のデンマークでは、政府がかつてない規模でデザインに投資し、学校や市庁舎、図書館などの公共建築の整備が行われた。建物の内部空間は洗練されたデザインで統一され、今日にまで受け継がれているという。

(昔、デンマーク政府が国民の幸福度とデザインとの関連性を調査し、デザインの美しさが国民の幸福度を高めるという事実を明らかにした。それ以来、公共施設にデザイン投資されるようになったというような話を読んだことがあるが、ちょっとうろ覚え…)

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帰国便の空港では、最後に当地の国産ビールをゆったり味わいながら旅の幕を閉じるのが気に入ってる。

ツボルグビールとともに振り返る怒涛の日々。

あぁ、またいつか来たい。

珍しくそう思いながら帰国の途に就いた。

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