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「平城京跡」は想像力をかき立てられる場所だった

こんにちわ。こてつです。
先日一人旅にて訪れた奈良の「平城京跡」が
予想外に心に残ったので
ちょっと文字に起こしてみようと思いました。

電車からの眺めに絶句・・・

大阪から近鉄電車に乗り
奈良市に向かって走行していた途中、
ふと車窓を眺めていたところ
それまで断続的に建物ばかりの風景に
突如として、草原が広がりました。

その次の瞬間
私の目に飛び込んできたのは
タイムスリップしたかのような風景。
草原の中に、ポツンと巨大な建造物。
良く見ると、カラフルな門がそれでした。
エッと思い、
流れゆく風景の中、
その風景に釘づけになっていました。

あれは何だったのだろう?
今は便利な世の中。
取り出したスマートフォンを少し触れば
たいがいのコトはすぐに調べがつきます。
さっきのハテナも速攻解決。

「平城京大極殿」

おそらく生まれて初めて見たので
衝撃的だったのでしょう。
昔、教科書に紹介されていたかもしれないと
遠い記憶をたどっても
まったく脳内のディスクには残っておらず。
夕方の近鉄奈良駅に到着後
これは、現地を訪れないといけない!
っと、さっそく翌日の観光ルートの候補に決定。


自分の足で歩いてこそわかるもの

翌日、奈良駅からバスで現地へ向かいました。
「朱雀門広場」で下車。
普通の街中に突如あらわれた巨大な門「朱雀門」
なんともまた、大きな建造物。
もちろん、復元された門ではありますが、
平城宮の正門としての存在感は充分感じられました。

その朱雀門までの朱雀広場もかなり広大。
天気が悪かったら、結構歩くの大変だろうと推測。
雨降り前の薄曇りの空の下、
ひとり朱雀門まで歩を進めます。
そして、守衛さんが見守る門をくぐり抜けると
そこに待っていた風景は
それこそ電車から見たそれでした。

それこそ今度ははるか遠くにまで草原が広がり
結構むこうに「平城京・大極殿」が見えます。

なるほど、広い!

これが平城京か。

ならばこそ、歩かねば。

何の迷いもなく、遥か向こうの目標物まで
ゆっくりと歩きだしました。


これこそ奈良っぽいよね。

前々から「奈良はいいよ」っと
色んな人から耳にしていました。
中学校の修学旅行以来、約30年ぶりの奈良旅。
この歳になって、再び訪れ、
なるほど、大阪や京都とはまったく違う空気感を
すぐに感じ取れました。

特に、この平城京跡では
時間の流れるスピードが他とは違いました。
視界に入る風景が少なく、
実際に足を踏み入れたその土地には
間違いなくかつては都があり
多くの人々の営みが存在していた事実。
そう思うと、
あんまり想像力が豊かではない私でさえも
どこか、感慨深く思えてきて、
タイムトラベル的な楽しみ方が出来ました。
ひとりで時間を気にせず
この地を訪れることが出来たからこその
貴重な体験になりました。


おそらく、この記事を目にされたとしても
あの現地での肌感覚のようなものは
決して伝わらないでしょう。
やっぱり、実体験にかなうものは無いのだと
それだけは強くはっきりと言えます。

バーチャルではダメなんです。
リアルこそ旅なのです。

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