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ジャズとヒップホップに学ぶ

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アフリカ系アメリカ人たちが創り上げたジャズやブルースそしてヒップホップは、音楽を通じて偏見や差別を乗り越え、多様性や人間性を讃えるメッセージが込められており、常に新しいサウンドが… もっと読む
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記事一覧

『貴方は”エメット・ティル事件”知っていますか?』Talking Blues Gig Vol.7

るるゆみこさんに、ダンナさんの経験談も披露して頂き、『エメット・ティル事件』について語っ…

GAVI
8か月前
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アーティスト・ユナイテッド・アゲインスト・アパルトヘイト

1985年 スティーブン・ヴァン・ザント(スプリングスティーンのEストリートバンドのメンバー)…

GAVI
8か月前
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Talking Blues Gig Vol.6「音楽は心のカンフル剤」

今回は、ちょっと真面目に”音楽が持っているエンパワーメント”について語ってみました。『音…

GAVI
8か月前
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黒人音楽のルーツ・魂を知って「異文化適応力」を一緒に学びませんか?

先日の投稿の『異文化適応力』について数名の方から問い合わせ頂きましたので補足説明します。…

GAVI
8か月前
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これからの時代に不可欠な『異文化適応力』を学びたい!

YouTube対談コンテンツ「Talking Blues Gig」を始めた最大の理由は? ↓ ↓《まずは動画をご…

GAVI
9か月前
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ベートーヴェンはB-Boy

人間が指示して生成系AIがリリックを書いて、生オーケストラの演奏トラックでラッパーがAIの気…

GAVI
11か月前
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R&Bという音楽スタイルと白人による「横取りマーケティング」

1940年代後半から1950年代初頭にかけて、アフリカ系アメリカ人が中心になって『リズムやブラス・セクションの強調』『独特のベースライン』『ストロング・ビート』などの特徴的な要素を持つ新しい音楽を創造されていました。 ✅ 『ホンカー』:パワフルに吹きまくるサックス奏者  ✅ 『シャウター』:パワフルなサックスに負けないヴォーカル ジャズとブルースが融合した新しい形態の音楽が、アフリカン・アメリカンのコミュニティで人気を博し、後に白人の聴衆にも広がっていき大衆に受け入れられ

技術革新がもたらしたレコード業界の大きな転機

当時のレコードは『78回転』シングル盤【SP(Standard Play)】レコードで 収録時間は「10イ…

GAVI
1年前
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ニューヨークの『キャバレー・カード』とジャズ・アーティスト

1926年にニューヨークで制定された『キャバレー法』とは? 許可証を持たない飲食店で一般客を…

GAVI
1年前
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マイルス・デイヴィスのニューヨーク進出

【マイルス・デューイ・デイヴィス三世(Miles Dewey Davis III)】 1926年5月26日イリノイ州…

GAVI
1年前
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『ビ・バップ』の誕生は、西洋音楽史上の大革命

『ビ・バップ』の誕生は、西洋音楽史上の大革命です。 従来で合わないとされていた非和声音も…

GAVI
1年前
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天才チャーリー・パーカーのニューヨーク進出とビ・バップ創造までの軌跡

今でもジャズの王道である「モダン・ジャズ」の基礎となる革命的な音楽スタイル「ビ・バップ」…

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1940年代の西海岸での大きな事件とジャズ・アット・ザ・フィルハーモニック

1940年代のアメリカ西海岸地域は、戦争と経済成長による人口爆発と都市化していきます。 ロサ…

GAVI
1年前
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ビリー・ホリディの宣戦布告とミントンズ・プレイハウス

「ブルース」は、しばしば人種差別や貧困などの問題に焦点を当てた歌詞を持っていたこともあって、白人の聴衆にとっては居心地が悪いものであったのかもしれません。 一方「ジャズ」は、インストゥルメンタルが主体で、歌詞があっても社会的な問題を扱うことは少なかったため、白人の聴衆に受け入れられやすかったのかもしれません。 1938年、ニューヨーク、グリニッジ・ヴィレッジにオープンしたナイトクラブ『カフェ・ソサエティ』 オーナーのバーニー・ジョセフソンは ユダヤ系ラトヴィア移民二世