はじめに

みなさん、こんにちは。
このたびは『セルフカウンセリングプログラム』をご覧下さりありがとうございます。

さて、早速ですが、このプログラムをご覧になっている方は今とても悩まれていることかと思います。

私自身も自分で髪を抜いてしまう抜毛症に悩まされていました。
私の場合、抜毛の範囲が右後頭部に集中していて、髪を抜いたりちぎったりすることで部分ハゲができてしまい、まばらに髪が短くなり枝毛だらけの状態でした。
そんな状態を気づかれないようにと、なるべく人の前を歩かないようにしていました。

「このままではヤバイ」と思い必死に抜毛症のことを調べ、何かいい方法があればすぐに試しては自分なりにアレンジを加えながら、少しずつ乗り越えていくことに成功しました。

実際に調べたのは抜毛症の知識だけではなくて、行動分析といって人の行動パターンについて研究したり、アドレナリンやエンドルフィンといった神経伝達物質が行動にどう影響をあたえるのかなど脳科学を学んだり、ストレスを取り去る方法や自分の考え方のクセを変えていくために心理学を学んでいきました。

このプログラムにはそういったものがギュッと詰め込まれています。
抜毛症は小学生高学年から中学生ぐらいの年代に多いため、内容は、難しい専門用語はできるだけ少なくして、事例を使ってできるだけ解りやすくしていますから安心して取り組んでいただけると思います。

また、それぞれのプログラムは読んで終わりではなくて、書き込み式のワークをこなしていきます。
時間をとって着実にプログラムを進めていただくために、1週間ごとにひとつのワークをこなしていくスタイルで、合計7週間分のプログラムになっています。

7週間もかかるの?と思われるかもしれませんが、本を読んで抜毛症が良くなるならあなたは既によくなっていますよね?

行動するからこそ、少しづつ変わっていくのです。

きっとあなたの役に立つプログラムだと信じています。
それでは、固くならず肩の力を抜いて、気楽な気持ちでプログラムを始めましょう。

プログラムの全体像

セルフカウンセリングプログラムは7つのワークで構成されています。
ワークは一度にやってしまうのではなくて、それぞれ期間をおいて取り組んでいきます。
期間をおくことで、一つ一つのワークに集中し、その効果を確かめながら進めることができるからです。

全体の流れは次のように進みます。

1. 記録をとる
2. 心理療法を学ぶ
3. 習慣を見つける
4. 対策プランをつくる
5. 動機付けをする
6. プランを見直す
7. 再発防止プランを立てる

一週間に一つずつ、書き込み式のワークシートを進めていきます。

ただ読むだけでワークに取り組まないと効果は得られません。
知識だけだったら、本を読めば十分です。
このセルフカウンセリングプログラムは自分自身で作り上げていくのがポイントです。

もしかしたら『強迫性障害からの脱出』などの、習慣逆転法について書いてある本や認知行動療法やACT(アクセプタンスコミットメントセラピー)などの本を読んでやってみた方がいるかもしれません。

ですが、本やホームページの内容を読んで実際にやってみてもうまくいかなかったのではないでしょうか。

何故なら、これらの内容が不特定多数の人向けだからです。

本やホームページの内容というのは対象が「みんな」です。

実は、抜毛症を含め個人のクセや習慣を修正しようと思ったら、「みんな」向けの内容を「あなた」向けにカスタマイズしていかないとうまくいかないのです。

では、「あなた」向けにするにはどうしたらいいかというと、「あなた」のことを一番よく分かっているあなた自身が作り上げていくことがベストなのです。

だから、このプログラムはあなたがあなた自身のために作っていくカウンセリングプログラムになっているのです。

では、本題に入っていきましょう。

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