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親は、どうやって子どもの心に穴をあけるの?

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか
は恋愛のヤバさや自己受容の大切さを認識するために最適な本です。
この本の中で重要だと思った部分を紹介させていただきたいと思います。

「心の穴」というのは、自分でもコントロールできないもしくは、自分でコントロールできてると思っていても実際にはそれに操られてる「感情や行動のクセ」であり、その人の欠点や魅力のみなもとだと説明しました。「生きづらい」という感覚があるとしたら、それがあなたの「心の穴」です。では、「心の穴」は、どうやってあいたのでしょうか?

心の穴は、あなたがまだ幼く心がやわらかいころ、自我が固まる前に、あなたの「親」または「親がわりに育ててくれた人」によって、あけられたのです。

心の穴から出て来る、生きづらさを感じるネガティブなもの、つまり「自己受容できなさ」の原因は、さまざまなかたちをとってあなたを苦しめますが、一度、シンプルに考えてみましょう。

あなた自身を苦しめる感情は、「劣等感」か「さみしさ」か「怒り」か「罪悪感」のどれかです。その原因は、幼いころの親との関係にあります。

♦幼いあなたは親の望み通りにできなくて(なれなくて)劣等感を持った
♦愛してほしいぶんだけ愛してもらえず、さみしさや悲しみを感じた
♦あなたを否定したり、さみしさを感じさせる親に、腹を立てた
♦あなたが「したこと」あるいは「しなかったこと」が親を悲しませて、罪悪感を持った

もし、あなたにそういう記憶がなかったとしても、子どものころのあなたは、これらの感情のいくつかを親か、あるいは親がわりに育ててくれた人によって味わわされて、心の穴の「クセ」をつけられたのです。たとえ、あなたの親たちが、どんなに「いい親」だったとしても。

人間は、親がやっていることを見て聞いて育ち、大人になって、それと「同じこと」か「反対のこと」を無意識に感じていたり、やっていたりします。子どものころに親から言われたり、されたりしたことと同じことか反対のことを「恋の相手」や「他人」からまた言われたり、されたりして自分は傷つくんじゃないかと、心の底でいつもおびえながら生きていたり。親から言われたり、されたりして、あなたが「傷ついた」のと同じことか反対のことを、自分の心を守るために「恋の相手」や「他人」にむけて言ったり、したりして、傷つけているのです。

両親が不仲な家庭に育った女性の中には「男性と一対一のパートナーとしてうまくやっていく」という実例のモデルを知らないため、恋愛相手と、どう「つきあって」いけばいいのか、よくわからない、それで関係がダメになる、という人もいます。

「私はあきらかに親に傷つけられて育った。いまでも親を憎んでいるし、親のような人間には絶対になりたくない」という人は、「親とはちがう生き方を、自分の意思で、自分を選んでいきていく。もう、親には支配されていない」と思っていても、じつは「絶対に『親とはちがう生き方』をしなければ……」という心の穴に支配されて、わざわざ苦しい生き方や、苦しい恋愛を選ばされてしまっていないでしょうか。

なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか

ここに書かれている通り、心の穴を空けたのは
親や祖父母もしくは育ててくれた人だったのです。
「自分の親は毒親ではない」と思い込んでる人もいますが、
程度の差はあれほぼ全ての親が毒親です。
しかも毒親は自覚症状が無い・・・
そして毒親にそだてられた子どもが親になったら
当然のごとく毒親になってしまいます。
本当に生き辛さを無くすためには
自分の親は毒親であることをしっかり認め、
”毒になる親”を読むことによって理解し、
(一旦)全てを認め受け入れなければいけません。
100%以上の自己受容をするためには避けては通れないからです。

心の穴を空けた人に”育ててくれた人”とありますが、
範囲を広げると学校の先生も含まれます。
私は小学生の時に「こいつらは敵だ」ということに気付きました。
なので、一切尊敬などしませんでした。
現在、子どもの数は右肩下がりに減少しているのに
いじめの件数は右肩上がりに増加しています。
毒親に加え、学校の先生たちが生徒たちの心に
穴を空けまくった結果だと思います。
現在、学校の先生たちのほとんどが人類の敵になっているようです。
生徒の健康や安全より保身を優先しているので・・・

自己受容できない人は何をやっても
長期的に上手くいかないので
自己受容できるようになるしかありません。

自己受容できるようになって、
ようやく他者受容することもできるようになります。
自己受容と他者受容、どちらも重要です。

自己受容に関しては”「これでいい」と思える生き方”と
”なぜあなたは「愛してくれない人」を好きになるのか”
の2冊だけで事足ります。

より生きやすい道を選択したい方は
自己受容・他者受容・足るを知る
この3つを重視してください。

自己受容・他者受容を深く掘り下げると
老子の『足るを知る』という言葉に辿り着きます。
深く掘り下げて理解を深めたい方は
是非、老子・荘子に関する本を読んでみてください。

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