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秘話は知っても本質聞けず。

用事があって自分が運転する車に両親と一緒に乗っていた時、流行の食べ物の話になりました。

カレーやパンは人気があるけど、ラーメンさんは根強いねっと。

すると「家系ラーメン」がなぜ「家系」と言われているのか?の話になりました。

するとルーツを知っているらしい父が得意気に語り出しました。

「〇村家(敢えて伏字)」というラーメン屋さんが横浜の方にあったそうです。

そこが美味しいと評判になった時、平行してエロ本を売っていた、と。

「え? ラーメンを売っているところでエロ本も売ってたの?」と聞く自分に、「いや違う。エロ本は別に売っていたんだ。」と父。

確かにその場で食べる食べ物屋さんで、エロ本を売ることは合理的ではありません、汚れるし。(そういう問題?とか、横に置いといて)

なんにしても腑に落ちない状況。

すると父が「ラーメンは美味しかったけど、エロ本を売っていることも面白おかしく取り上げられて、ついでにラーメン屋が有名になってきて・・」っと。

先の説明だと「ラーメン」と「エロ本」は同時に売っていないと思われ。

そこから平行線な会話が続き「エロ本」を連呼する自分と父に、母は沈黙。

よくよく聞いたらラーメン屋さんとビニ本屋さんのオーナーが同じということが判明。

ラーメン屋さんとエロ本販売の組み合わせがどんどん有名になるにつれて、単なる「エロ本」ではない「悪いエロ本(良いエロ本って?とか聞こえない)」も売っていることで、とうとうエロ本屋さんは摘発された、とのこと。

そのことで芋づる式に「〇村家(敢えて伏字)」が有名になり、そこから「〇〇家」と付くラーメン屋が乱立することになった、と。


自分は「〇村家(敢えて伏字)」が有名になったから「〇〇家」と銘打つラーメン屋さんが乱立されるようになっただけの説明で良かった、エロ本のくだりは特に必要では無かったと愚痴りますが、父は何故か情熱的にエロ本の話をし続けて、気が付けば「ビニ本」とまで言い始める父に母は窓の外を見っぱなし。

この話は家に到着する約30分以上続き、家に入っても続くかと思いきや、ピタっと父は口をつぐみました。

自分は自分の家に帰るため、母と二人きりとなってまで「エロ本」話を続ける勇気は無かったようです(笑)


そしてこの話は色々なことが混ざったトンデモ話だろうと思って、ちょっとだけ検索してみたところ、「〇村家(敢えて伏字)」さんは副業で確かに本も売っていたようですが、エロ本どころか裏ビデオを売っていて摘発されていました。

まさかの父の話の上を!!

そしてふんわりと父の説明も正確さがあったわ、と。


父の話は8割強が怪しい話だったりしますが、たまに事実が紛れていて惑わされます。

そしてルーツには色々な秘話があるわと思いました。

そして気づけば、ラーメンそのものの味の話は出なかったわぁっと(笑)


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