M-1を観ながら自分の感性をついチェックしてしまう
「最近の〇〇、全然面白いと思えないわ〜」
最近、この言葉にドキッとする。
面白いと感じないのが、時代に取り残されているからなのか、自分が変わってしまったからなのかわからないからだ。
多分どちらもあるのだけど、面白いと感じられなくなるのは、対象に興味が持てなくなってしまったから、というのが大きい気がする。
でも時代に取り残されていると思うのはなんとなく嫌なので、たまに情報収集したりしてお茶を濁す。
今日、久しぶりにM-1を始めから最後まで観た。
こんなに真剣に観たのは、20歳の頃まだ大阪に住んでいたらとき以来だ。
フットボールアワーやNONSTYLE、キングコングみたいな勢いのあるしゃべくり漫才が好きだった。
笑いのツボは人によって千差万別だなと思う。
私が好きな漫才を夫は「やかましい漫才だな」という。
逆に夫の大好きな「細かすぎて伝わらないモノマネ」は私にはシュールだなぁ……と感じる。
どちらを好きでも別に構わないと思う。
私が怖いのは、なにを見ても「つまんない」と思うようになること。
昔はよかったのに、と新しいものを受け入れられなくなってしまうのが怖い。
無理やりアンテナを張って若者についていこうと躍起になるのもなんか違うと思うけど、なにも受け入れる器がなくなってしまうのは避けたい。
老いは好奇心を失うことから始まる。
となにかで読んだ。
好奇心を失うことは、私にとっては死と同じ。
だから今日、久しぶりに観たM-1で素直に笑えた自分に安心した。
令和ロマン、すごく面白かったなぁ。
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