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里子マッチングの記録#1「ママがいいー」と大泣き

2022年6月6日
児童相談所へ夫婦で行きました。

里親担当者、ケースワーカー、心理士、保育士が勢揃いです。

心理士は最初に挨拶をして、子供のところへ行き、担当の保育士から、里子が好きなことや普段の生活のことを聞いたり、私たちが質問したりしました。話を聞く中では、一般的な幼児の女の子と変わらないなと思いました。

初対面は、心理士と遊んでいる部屋に私たちが入って行くことになりました。

お部屋の奥に小上がりの畳のスペースがあり、そこで折り紙をして遊んでいた様です。
私たちが部屋に入った時は固まっていましたが、体の向きは、私たちの方を向いてくれていました。
しゃがんで「こんにちは」と言い名前を伝えると、目は少し下で一点見つめた状態です。

里親担当から事前に質問してくださいと言われていたので、いつくか質問を投げかけてみました。
心理士が「これが好きだったよね」などフォローをしてくれますが、話はできる状態ではなかったです。
時折、うなずいてはくれたので嬉しかったのですが、どう話して良いのやら、かなり困りました。

「こんなところで生活するんだよ」とわかるように写真を準備するように言われていたので、簡単にアルバムを作ってきたものを見せて、猫の話をしたり、家に来たら、ふりふりのスカートとか作ろうか?ケーキ一緒に作って食べようか?
など
一方的に話てしまいました。

そうすると、緊張が切れたのか、家のイメージが湧いたせいなのか
「ママがいー」
と泣いてしまいました。

コレはキツかったです。
ママがいいのは当たり前、家に帰れたらそれはいいよね。
その後、何も言葉をかけてあげられませんでした。
(心理士さんにお任せ)
心理士さんが保護所に連れて行き、
最後に振り返り
見ていたケースワーカーは
「色々質問してありがとうございます」
「うなずいてくれてましたね」
「初めてなので良かったと思います」
本当?と不安に思いました。
泣かれたことを気にしていたら、
里親担当に、
「この場で泣いたのは良いことだと思いますよ。我慢して後から泣くよりは気持ちを出せたことはいいです」
と言ってくださいました。

話のペースが早かったんじゃないか?
家に来たらの話をあれこれしたのは良くなかったのでは?
と聞くと

「何のために来ているのかを最初からわかった方がいいので、それで良かったです。マッチングを長引かせるつもりはないので、新しく生活するイメージを最初から伝えることで準備が出来るので」
と言われました。

そういうものなのですかね?

簡単には仲良くなれるとは思ってはいなかったし、最初は何も話してくれないだろうとは思っていましたが、想像以上にキツかったです。

どうやって気持ちを受け止めてあげるべきなのか?
胸が締め付けられました。

***

夜、夫と振り返りをしましたが、夫もキツかったようで
心理状況をネットで調べたらしく、症状の名前を言っていましたが
今はそんなことは何の役にも立たない気がするのです。
どうしたら良いかわからない気持ちがそういう行動に出たんだよねと理解は出来ます。
質問よりも自分達のことを色々話した方が良かったんじゃないか?
と夫に言われ、わたしもそう思いました。

担当者に質問を考え来てくださいと言われるまで、自分たちの紹介をするつもりではいたのだけど、質問しなきゃって気持ちが先に立って
自分達のことは名前と住んでいる様子を話したぐらいにしてしまったなと反省しました。


次は、わたし一人で会いに行きます。
一緒に遊んでくださいと言われています。
折り紙という話になっているので少し練習します。

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