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【読書日記】『あの日の親子丼 食堂のおばちゃん6』

大好きなシリーズの最新刊。この本を読むたびに、近所にこんなお店があったらと思います。今回も、下町らしい人情味と美味しそうな料理でどんどん読み進めちゃいました。毎回、いい意味で期待を裏切られます。

食堂のおばちゃんは、佃にあるはじめ食堂という食堂兼居酒屋が舞台です。姑の一子と嫁の二三の嫁姑コンビに従業員の万里の3人で、営業しています。この3人と常連さんやお客さんとのやり取りがいいんです。

シリーズも6巻目となるとマンネリ化もしてきますが、お店のメニューも新メニューが増え、果敢に攻めてきます。この辺りは、著者自身が社員食堂で働いていた経験があるのかもしれません。しかも、世相に反映する問題も書かれています。今回は、料理だけじゃなくて、はじめ食堂が巻き込まれる騒動について考えさせられました。

令和のはじめ食堂は、どんな風になるのか次も気になります。常連さん、新しいお客さん、読んでいる人のハートも胃袋もつかむ小説です。

近くにあると嬉しいお店は、佃はじめ食堂(食堂のおばちゃんシリーズ)、ばんめし屋(最後の晩ごはん)、ビストロ・バ・パル(ビストロシリーズ)、スープ屋しずく(スープ屋しずくの謎解き朝ごはん)かな。

皆さんは、小説や漫画に出てくるレストラン、食堂、居酒屋で、近くにあったら行ってみたいお店はありますか?よかったら教えてください。


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