見出し画像

シェールガスに未来はあるのか

オバマ政権下でアメリカはシェールガス革命によりエネルギー自給に成功した。超党派でこのプロジェクトは推進されたが、一方で反発も見られた。リベラルな州とされるバーモント州やニューヨーク州はシェールガス採掘を禁止する法律を可決した。
一方でシェールガスが夢のエネルギーであるという時代はすぐに終わった。環境破壊、健康被害、次元的な経済効果を考慮するとハッキリ言って地域住民にとってはメリットがあるとは言えない。トランプ政権下での規制緩和によりシェールガス大手は相変わらず儲けられたがその時代は終わりに向かう。
これは共和党の右傾化に伴って引き起こされた民主党の左傾化に伴うものだ。いわゆるプレグレッシブ(急進左派)はシェールガス採掘を規制する法案の可決に熱心であり、シェールガス大手の生産量にも陰りが見えてきた。少なくとも今後はアメリカの盛んなエネルギー需要をシェールガスで満たせるレベルではなく、社会的・政治的な推進運動も沈静化することを考慮するとシェールガスに未来はないだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?