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東南アジアの政治的混乱は世界に波乱を引き起こす

東南アジアの政治的混乱が増している。具体的な例を出すとすれば、タイやミャンマーのクーデターだろつ。しかしそれらがなぜ発生したのが、答えを出すことはできない。だがその後に社会や経済が混乱した結果中国の影響力が増したことは言えそうだ。中国はタイやミャンマーの民主政府による経済改革を支持していたし、ミャンマーの少数民族に中国政府が密かに武器を供与していたという報道がされていたこともある。だが、欧米諸国からの投資は急減し、人権や民主主義的なイデオロギーを要求しない中国からの投資を受け入れざるを得なくなった。

これを持って何かが分析できると僕は考えていない。ただ過去30年くらい続いた東南アジアの平和と安定が崩壊寸前なのだとしたら国際社会を混乱させることになり、東南アジアにおいて影響力を高めつつある中国もその混乱に直面することになる。歴史的に振り返ると些細な衝突や事件が大きな戦争や政治的混乱を引き起こしたということはしょっちゅうである。結局、東南アジアの今後がどうなるかは多くの国の関心ごと(その理由はあくまで政治的野心によるものなのだが)であり続けるだろう。もっと酷い何かが起きなければいいのだが…

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