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”〇〇すべき”を手放すくらいには、私も強くなれているのかもしれない。

10代〜20代半ばまでの私は、
とにかく、
”〇〇すべき””〇〇すべきじゃない”という
観念に縛られていた。

優秀な学校に行くべきだし、
会社に正社員として就職すべきだし、
可愛い服を着て身なりを整えて、
色んなことをきちんとやるべきだし、
恋愛をすべきだと思っていた。

誰に強く言われたわけでもなく、
(それなりに社会の風潮はあるが)
なんとなくそう感じ、
そうすべきだと思っていた。

もしきっかけがあるとするなら、
中学校でのいじめがきっかけだ。
(みんなと一緒でいないと嫌われると
信じていた)

高校では留学を経験できたし、
一生懸命勉強して入った大学は
人生の学校生活の中で一番大好きだったし、
新卒で入った会社は色々あったものの、
たくさんの良い同期と先輩に恵まれた。
転職先で入った会社も色々あったが、
今の仕事につながっている。
良い恋愛も悪い恋愛も、
それなりにしてきた。

じゃあ、何が苦しかったかというと、
本当の自分と社会に出ている時の自分との
ギャップを感じすぎていたからだ。

私はきっと、自分自身が、
社会の理想的な生活に
1ミリも憧れていないことに、
心の中では気づいていたんだろう。

本当の自分と理想の自分、、、
いや、もっというと、
私には私の理想があって、
それは社会一般的な理想とは
かけ離れていたのだ。

2021年、コロナ禍に入り、
自分と向き合う中で、
全てを手放すことにした。

安定した会社員生活も、
好きだったけど報われなかった恋愛も、
理想的な女性になることも。

とにかく一回、
自由になってみようと思ったのだ。

あの日、すべてを辞めた。


2023年、30歳になった。
今の私はどうだろう。

個人事業主として働き、
収入は安定しない。
ぐだぐだとNetflixやアマプラを
一日中見る日だってある。
パートナーはいない。

でも、好きな仕事だけをしている。
1日中誰とも話さない日もあるが、
変な会社のルールに縛られず、
人間関係のゴタゴタに
巻き込まれることもない。

在宅作業が多いので、
好きなバンドや映画、お笑いコンビの
Tシャツばかり着ている。
でも、お出かけをするときは、
ちゃんとお金をかけて買った
お気に入りの服を着て出掛けている。

恋はしていないが、
大好きな男友達はたくさんできた。
仕事仲間も大好きな人たちでいっぱいだ。

今が一番自由だ。


結局、自分を縛っていたのは
自分だったと気づく。
でもきっと、それは
この歳にならなければ気づかなかった。

ううん。
気づいていたけど、認める勇気がなかったんだ。

10代〜20代で色んな経験をしたから、
”〇〇すべき””〇〇すべきじゃない”
という固定概念を手放す勇気が持てた。

手放せるくらいには、
私も強くなれたのかもしれない。


今の自分の理想は、
もっとたくさん仕事をすること、
色んな体験や物事に躊躇なく
お金を払えるくらい稼ぐこと、
理想の家に住むこと、
親友みたいなパートナーに出会うこと。

まだまだ夢の途中だ。
揺らぐ日もあるけど、
毎日を少しずつ進んでいこう。

それが私にできることだ。














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