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成績表に、「いいね!」

今日はクリスマス。
そして今日は終業式。

だから今日は
子どもたちが
成績表を持ち帰る日。


子育てをしていて分かったのだが、
男子たちというものは
まぁ
成績には期待できない。

ノートをきちんととり
提出物を全て出し
授業中に進んで気の利いた発言をし
さらに
授業で先生がチラッと言ったことも
漏らさず聞いて
テストでちゃんと回答する

といったことができれば
よさげな成績が望めるのだが…

だめだ。
忘れ物だらけで
人の話なんか半分も聞いてない
男子たちに、
そんなこと
できるわけない。


だから
いつもわたしは
おおらかに
かわいい数字がならぶ成績表を眺め、
まー厳しいけど
頑張ったねぇ〜
とほほえむ。

かわいい成績のせいで
受験の内申点では
とても苦労していたけど…
苦労したらよかろう
受験当日に必死でがんばれ
と見守ってきた。


そんな感じで
かわいい数字が並んでいようが
もっとかわいい数字が仲間入りしていようが
わたしは
お説教したりしない。

成績表は
「まじめに授業に参加しているか」判定に
重きを置いているふうなので、
まぁ普段の様子を見ていれば
評価の予想はつくし、
クラスメイトや先生に迷惑をかけるような
極悪な態度をしているのでなければ
評価の数字自体を
わたしがあんまり気にしていない
というせいもある。


が、
そんなわたしが
ただひとつ
子どもたちに注文をつけるのは、
「得意で好きなものはぶっちぎれ!」
だ。

好きじゃない教科の勉強を
ダルいーーーと言って
サボるのは
まぁOK。

いやほんとは
OKじゃないんだけど、
自分が必要だと思ったら
ダルくても自分でやるだろう、
と思っている。
だから
「その時」が来るまでは
サボっててもよかろうと
見守っている。

全教科まんべんなく
全て頑張れたらすごいけど
そんなのたいへん。
だから
そこまでしなくったっていいけど、
でも、
とにかく
得意で好きな教科は
胸張って得意だと言えるくらいに
しっかりやろう。
結果だそう。
と伝えてきた。



たったひとつでもいい。
得意で好きなもので
自分はすごい!!
やればできる!!
と思っていてほしい。

そして
ちょっとした数字に
一喜一憂せず、
数字では表せない部分で
自分は価値ある人間だと
自信を持っていてほしい。

だからわたしは、
成績表を渡されると、
苦手教科のかわいい数字はスルーして、
得意な教科の数字を見ることにしている。

「いいねぇ〜っ!!!」

一緒に喜べると
わたしもうれしい。
今日はどうかな?

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