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【読書】教室を生きのびる政治学

岡田憲治さんの本を読んだのは、
『政治学者、PTA会長になる』
に次いで2冊目。

岡田憲治さんは
政治学者で、
広島カープファンで、
大学の教授をしながら
PTA会長をされたひと。

『政治学者、PTA会長になる』では、
PTA会長を務めたときのエピソードから、
政治ってなんぞや…
民主主義ってなんぞや…
がとてもわかりやすく
書かれていた。

この本が
ほんとにとっても
ためになったので、
次は
『教室を生きのびる政治学』
を読んでみた。

うん!!やっぱりわかりやすくておもしろい!!

そして
めちゃくちゃだいじなところで
広島カープの話が…😂


この本は
中高生の子どもたちに向けて書かれていて、
身の回り(学校)のモヤモヤを取り上げながら
身近なところにある「政治」を説明している。

なるほどなぁ。
そうか、民主主義ってそういうものか。

とっくに中高生ではなくなったわたしも
うなずきながら読み進めた。

小さな教室の中で
どんな力が働き
どんな政治が人を巻き込んでいるのか。

中高生でなくても
大人もぜひ読んで
考えるべきだと思った。



作者が
この本の中で
政治というものの説明を通じて
ずーーっと
中高生の子どもたちに
伝えようとしていることがあった。

それは、
「生きのびろ」
「この世とグッバイしてはならない」
ということ。

そのために
政治の考え方が役に立つのではないか

丁寧に丁寧に
伝えている。


そうだ…

わたしが
PTAをやったりしながら
中高生のまわりをウロウロしているのも、
つまりは
もしかしたらこんなオバサンにも
どこかで絶望するかもしれない生徒に
なにか差し伸べられる手があるかもしれない…
と思うからだ。


学校は命がけで行くところじゃないよ
という
作者のメッセージが、
しかるべきひとに
ちゃんと届きますように。

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