拝啓クリエイターの君へ〜デザイン専門学校での教えで印象深いこと〜
10年以上前のまだ紙媒体でポートフォリオ作って
SNSもミクシィ一強facebook出たてくらいの
ゆるい時代のお話ですが
(だがすぐそこにリーマンショックが控えているのである)
今に繋がるものがあるので覚書です。
主にビジュアルデザインのお話。
今やクリエイターはアーティストの今風の言い方
みたいな風潮がありますが、
クリエイターだからこその教えがありました。
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・クリエイターとアーティストは似て非なるもの
アーティストは自分のこだわりを貫いたもの勝ちだけど、
クリエイターはクライアントが欲しいものを作るので
こだわりを捨てれる人妥協できる人が強い。
・締切は守れ
クライアントさんがいて締め切りがあるので
こだわりと締切の妥協案を探すことが大事。
締切に間に合わなければどんなにすごいものを作っても0点。
データはあってあとは印刷するだけですも0点。
間に合わなければ何の価値もない。
(筆者注:クリエイトという点においてというお話です。
がんばっても納品にならなかったものは
汎用品として販売したり
ポートフォリオの肥やしにすればよい)
・ポートフォリオについて
ポートフォリオは完成作品の展示も必要だけど、
どのくらいあなたにアイディアがあるかを知りたいので
ラフやアイディア案も入れておいた方がいい。
ポートフォリオ自体が作品なので、
全体的なテーマを決めてテンプレートを作成し配置すると
まとまりが出るし見やすい。
(例:)和風が得意なので花札をテーマにする
お料理本がレイアウトのお手本になる。
多岐に渡るお料理を綺麗にまとめてるレシピ本は
レイアウト案としてとても優秀。
作品の大きく載せたり小さく載せたりのリズム感もとても勉強になる。
ひとつ勉強用に買っておくとよい。
量はなんぼあってもいい。
お仕事のものだけじゃなくて趣味で作ったものでもいいので、
載せられるものは載せておくとあなたが作れるものの幅もわかるし
物作りに真摯に取り組んでますよ!というアピールにもなる。
物量で殴れ。
・商品について
印刷を視野に入れる作品の場合、
印刷してはじめてわかることがあるので
(俯瞰で見れたり色合いやバランスの齟齬がわかる)
データはできてますは完成じゃない。
絶対印刷してみなさい。むしろそこからがスタート。
怒涛の調整がんばれ。
・センスのはなし
センスは生まれ持ったものじゃない。
足りないと思ったらなんぼでも後から磨ける。
映画やショップのリーフレットや名刺
スーパーのチラシお菓子のパッケージ
街のディスプレイ美術品などを意識してよく観ること。
それを再現してみるともうセンスなんてガンガン身につく。
目と体で覚えられる。
その時間がないなら観るだけでも全然違う。
センスは努力で身につけろ。
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最後に
私が学生の頃、webサイトを作ってそれをポートフォリオとして見せようぜ!
webもできるアピールにもなるぜ!という流れの出始めでした。
今や完成品の作品載せるだけで
ポートフォリオにできるサイトがたくさんあり、
SNS一強時代。
ポートフォリオ自体を自分でデザインしたり
細かくカスタムすることもそうないですね。
ですがやっぱり、持っていて損にならない教えが
今でもあると思うので、あなたの助けになれたなら
この記事もクリエイトになれたわけです✌️
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