無理
一応、祖母の死について先輩に伝えたところ、こう言われました。
「葬式終わったんなら別にまた実家に帰らなくてもいいよね?それとも帰る?」
これを聞いたら普通の人だったらおそらくキレるんじゃないでしょうか。
少なくても今の自分だったら許しがたい発言です。
大事な家族が亡くなっている状況で、選択肢を立場の弱い自分に委ねている時点で卑怯としかいえないような気がします。
ちなみに人件費削減だの売り上げが悪いだの散々騒いでいますから、そのことを考えたらとてもじゃないけど「休んで帰りたいです!」とはいえませんでした。
ここでも自分の気持ちに嘘をついてしまって、いや、すでに思考をコントロールされていたかもしれませんから違う意見をいうという発想自体思い浮かび上がらなかったかもしれません。
それでもそんな自分が嫌で嫌でたまりませんでした。
もし自分が逆の立場ったら否応なしに「お店はなんとかするからすぐに実家に戻れ!」って言います。
いや、たぶん常識のある人だったら全員同じだと思います。
思い出すだけで嫌な気持ちが蘇ってきます。
この先輩の言葉だけでなく、自分の意志の弱さにも辟易します。
なので、結局意見することなく、そのままシフトに入っていました。
1日12時間。
長いときには24時間弱。
文字通り朝も夜も関係なく働き続けました。
まあ、逆にそれがよかったのかもしれません。
余計なこと考えなくて済みますからね。
そこから少し季節が進み、少し事態が変わってきます。
続きは次回書いていきますので、もしよかったらお付き合いください。
よろしくお願いいたします。
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