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写真に求める画質 #02

前回少しnoteしたこのテーマ…
もう少し書いてみようと
カタカタし始めました。

こんにちは。 
今回もお付き合い頂けたら幸いです。


写真を残す事


私は、幼い頃に写真を
撮られるのが苦手だった。
それは、魂を取られるとか
そんなひと昔も昔の理由でなく

単純に恥ずかしいというだけ…

時の経過と大人になってカメラで
写真を残す様になると
やはり、振り返った時の記憶が戻り、
色んな情景が脳裏に浮かぶのが、
幸せと感じるから…

Q.皆さんは、何故写真を
残しているのですか?

不思議な感覚


写真を残す理由は各々として、
私の頭を整理すると…

振り返って良いと感じる写真は、
色が素敵だとか
構図が気持ち良いとかではなく、
2Dの写真と言うフォーマットの中に、
3Dで感じる立体感とか。
その時感じた気温とか。
匂いとか、音とか。

時間が経って少し忘れたその時の感覚が
ゆっくりと脳裏で補完されてくる感覚。

これが心地よい。

例えば.…


雨上がりの休日に、何か素敵な写真
が撮りないかなって…
駐輪場で目に入った水滴。

雨の上がった匂いや、
近くに走る車のタイヤの音…
まだ濡れている道路からは
少し大きな走行音。
胸躍る一枚から、
私の脳裏に補完してくる写真。

例えば.…


夏の終わりの夕暮れ時…
ミニトマトの様子を見に、
庭の家庭菜園に…
玄関の扉を開けた瞬間、
輝くツタの産毛。

美しい光。
青臭い匂い。
夕暮れの静かな風。
ヒグラシの微かな鳴き声。

同じ写真なのにこんな脳裏に
補完してくる情報。

きっとこんな経験をされて、
写真の良さや不思議さ
に魅了された事がある人は
少なくないと思います。

読み解く


この補完してくる感覚を多く
経験したいと感じ
どんな時にこんな写真がと撮れるか?
また、感じるか? を少し読み解いてみる。

多く感じるのはライカを
使い始めてから。
これは、私の中ではひとつの
回答としてある。不思議ですが…

同じようなカメラやレンズを
使っても多く経験する
この感覚… 一体なにが
そうさせるのか?

現時点での想定ですが…

まず、解像してない曖昧さ。
これは、レンジファインダーで
ピントが合っていると
撮った後に多くピント面が
ピーキーで無いこと。


よくあるちょいズレ。でも拡大したり
大きなプリントや画面で
確認しなければ、分からない感覚。

合っていると感じるし、 
実際あっている写真もさほど
ピーキーな解像をしてない。

これは、私が考える実際に見えている
世界もピント面はさほど
解像してない。

最近のカメラやレンズは、
拡大するととても
解像しているしピーキーな
写真が多いと思う…

比べると性能は素晴らしいし、
確かな進化だが
人の感じる目に近い描写は、
脳裏の補完に
影響していると思う。

そして、その曖昧さと
アウトフォーカスにかけて
流れる感じが目に近いのかと…

意外と見えているようで見えてない。

次に、よく言われる湿度感。

これも曖昧だが、ライカのレンズにある
よく言われる言葉…


水があるのは当然として…





こんな感じで、鉄は鉄らしく
布は布らしく、木は木らしく

写る被写体の固さや素材感を
上手に描き補完しているかのよう…


一枚の写真に描き分ける素材感はより
人にリアルを伝え、リアルの補完をして

その時の視覚以外の感覚に
訴えているのでは…

そんな気がしてます。

完璧でない所に魅力を感じるのは、
他の分野でも同じ。

まとめ


今の写真に求める画質は、
その時のリアルの感覚を
曖昧な描写で描く事で、見た人
実際に撮った人が脳裏で補完して

良いと感じる…

リアルである要素が人の目に近いは、
私としては納得してしまう理由…

ライカはここが秀でていると思うから
これからも使いたくなる。

最後まで有難うございます。

また見て下さい。


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