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誰にとっての良い香り?

週刊くだるニュース 2023年11月15日号

「ふん害から解放される」取扱店に客が殺到 ヤモリの忌避剤「ヤモリアロマ」を求め 84歳の店主、大反響に仰天(沖縄タイムスプラス)


アロマといえば、アロマセラピーやアロマオイルなど、特定の香りに触れることでリラックス出来たり、癒しの効果が得られたりすることから一定の人気がある。

いろんなアロマがある中で、今回取り上げた記事によると「ヤモリアロマ」が沖縄で人気とのこと。ヤモリの香りなんて誰も想像がつかないのになぜ人気なのか。とんでもないリラックス効果が期待できるのだろうか。

しかしながら、記事タイトルにもあるように、ヤモリアロマはヤモリの忌避剤として売られている。すなわち、ヤモリが嫌いな香りをヤモリアロマとして販売していることになる。アロマなのに癒しを与えるどころかヤモリを退治してしまうなんて、それってアロマが持っているイメージを崩してしまっているのでは?

これを使うことによってヤモリが居なくなり、その結果として人がストレスから解放されてリラックスできるようになるという意味でアロマと名付けられたとしても、直接的に香りが癒しを与えてくれる訳ではないので違和感が残る。

どうでもいいが気になるので、過去の記事にあたってみる。

下の11/5の記事では強くにおう赤黒い液と紹介されている。

店頭には「やもりのくすりあります ヤールー」と書かれた紙が貼られている。(※ヤールーは沖縄の方言でヤモリのこと)

やもりのくすりと書いているにも関わらず、わざわざヤールーと表記しているところがニクいがそれは置いといて、そのくすりは「YAMORI」とアルファベットが書かれた小さなプラスチックの容器に入っているとのこと。ちょっとカッコ良さそうだ。

ここまで、やもりのくすり、ヤールー、YAMORIが出てきたが、ヤモリアロマという言葉は出てこない。

さらに遡り、お客さんが殺到するきっかけとなった記事を見てみる。

10/3に掲載されたこの記事で“ヤモリが嫌がる香りのアロマ“と書かれている。

でた!アロマ!香りのアロマって何やねん!

この記者がおそらく特に気にすることなく書いたアロマという言葉のせいで、ヤモリアロマという商品名でも何でもないワードが記事タイトルになり、それを見た小生が「ヤモリアロマ?」とひっかかってここまで調べるハメになってしまったのか!

だがしかし、そのおかげで締め切り前日の深夜にこうして一本書き終えることが出来たのでリラックスして朝を迎えることが出来る。アロマ効果?


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書き手:OC-3
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“長文お便りライター。おしさんと読みます。おもしろいことをするために恥ずかしながら帰って参りました。”

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