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ツギノメヤ工房

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織と、染と、布と、草木のあれこれなどを綴ります。
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記事一覧

野蚕録(王元綖著)

書評と言いますか、本のご紹介。 「野蚕録」王元綖著、伊藤智夫・深田哲夫訳、法政大学出版局…

絹糸と、蚕さんのこと。

蚕さん、いわゆる家蚕(かさん)と絹糸のことを、少し綴ってみたいと思います。 English versi…

採集暮らし:濃緑の蔦の葉は結局赤っぽく染まる

庭や河原の植物などで糸を染めたりいたします。 本日は、蔦の葉っぱで染めてみたお話。 庭の…

仮絵羽の仕立てを開始。織りたてを断つのはいつもドキドキ…

日本の女性風俗史(切畑健著)

二冊目のご本紹介は、「日本の女性風俗史」 切畑健著 紫紅社文庫 2009年第3刷、でございま…

ショール、織り始めました。

縞の話(子持ち大名)

着物が上がりましたので、久々にショールなぞ織ってみようと思います。 (正確には今仕立て中…

天蚕真綿を織ってみる

現在ショール3枚分の経糸をかけ、緯糸を変えて織っております。 3枚目に入り、天蚕を入れて…

色彩検定に行ってきた話。

わたくしの着物は「矢鱈縞」と言って、規則性のない縞模様です。 最近は割り切って、もう、着物の形の色彩構成だ!と思って作っている節もあります。 なので、「色」というものはとても好きですし、気になるものですし、 大切なものの一つです。 こんな感じになる前から、色辞典とか、色名辞典とか、 カラーチャートとか、色数の多い絵の具とか、色鉛筆とか、 そういうものにウキウキする性格でした。 思えば色彩検定を取ったのは、ずいぶん前、まだ染織の世界に入る前、 ラッピングの資格をあれこれ取って