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小刻みに揺れる「ハコ」の中で見知らぬ人と人に挟まれながらぐるっと周囲を眺めた一瞬の思考

出張時のできごと。
僕は潰された。
文字通りぺったんこになるくらいに。


久しぶりに出張で電車を利用した。
休日は電車を使って出かけることはよくあることだから、何も気にせず「どっちの方が早く着くかなー」なんて携帯で路線を検索をしていた。

電車の車両に乗り込もうとした時に事件は起こった。 
車両内に入ってひとつの吊革に向かって片手をすっと上げたとき。
後ろから圧力が来て僕の手は目標の吊革をかすめた。
そしていつの間にか前にいたおじさんと急接近しているではないか!
(ドキドキはしない 笑)
もちろんそのおじさんはなんのリアクションもない。。。
後ろからの圧は未だおさまっていない。
後ろの誰かともわからない人と前のおじさんとの間に挟まれ、僕はぺったんこだった。

上を見上げてもそこに先ほどみた吊革の姿はない。
諦めて手を下げようともするがすでに手を下げるスキマもない。

なるほど、これが東京名物満員電車か。


体が全く動かせない状態で可能な限り首を回して周囲の人を観察してみた。
(普段から人間観察好き。)

・周囲との密着で暑いのか、汗をだらだらと流し始めるおじさん
・飲んでいたお茶を下げられずにいるおじさんを睨む女性
・自分の腕のスペースを上手に確保し、悠々と携帯タイムを楽しむお兄さん

だが殆どの人が、何もせず無表情で立ち尽くす光景があった。
これだけ人が近くにいるのになんの反応もしないでいられるのは、周りの人を「モノ化」させているからだと聞いたことがある。
本来人はパーソナルスペースがあり、一定の距離感に他人が入ることを嫌がるものだのだ。
それを我慢するには一定の距離内にいる人を「ヒト」ではないく「物(モノ)」だと認識する必要がある。
意識を変えるだけで環境に馴染んでしまうとは、やはり人間はすごい。


ただ、満員電車からはなんだか冷たい空気しか感じなかった。
毎日のように人の群れに潰され、睨まれ、いつ冤罪に問われるかの恐怖に怯える生活を送っている男たちがいるのかーって思ったら、
ヒトって何が楽しくて生きてるんだろうって考えが頭をよぎってしまった。

満員電車の出来事はほんの一瞬の出来事だってことはわかってる。
こんな中でニコニコしている人がいたらそれこそ変わった人だってことも。
でも必死に汗を拭き拭きしているおじさん、周りを睨み倒すお姉さんたちは何を楽しみに生活しているのか気になってしまった。
その人たちの生活を批判するつもりはなく、興味だ。

ただ、僕は満員電車は嫌いだ^ ^


そういえば、小さい頃にやった「おしくらまんじゅう」。
みんなでギュウギュウ押し合って、あれってなんであんなに楽しかったんだっけ?(笑)

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