素直で、真面目で、不器用なんだよ

ちゃんと自立したい

それは金銭面で?精神面で?

どっちもだけど、今回は精神面で、かな

してるとおもうけど、してないとも思う

でも、そんなもんでしょ

そんなもんって言い聞かせてるだけじゃん

でも、そんなもんでしょ?

そうだけど…

まあでも、いまのままじゃよくないかもねってのはなんとなくあるよね

実際になんだか生活自体がうまくいっていない感じだし

なにをうまくいっているか、ってとらえるかは難しいけどね

少なくとも、家を出ては家に戻るっていうのはうまくはいってない気がするよね

そうだねぇ

いまの考え的にはもうしばらく家からは出ないでなんとかする方法を考えようって方向にはなってるよね

でもさ、家にいたら、たぶんまた家から出たくなるよ

やどかりさんだねぇ

そうだね。

まだ今は戻ってないわけだから、戻ってからのことはまたその時考えるとしよう。

そうね、いま考えたところでそれはあまり意味をなさないと思うわ

どうして?

あることないこと、ないことないこと想像でしか話せないってこと

それは、一理ありますね

さて、精神面で自立していない、という話だったかしら

じゃあ、わたしはまずなにを精神的自立だと思っているんだろうか

別にいいよ、精神的自立っていう言葉に縛られなくて。

そもそもこころが弱いって話だろ?

そうね。弱いことは悪ではないけど。

今わたしはこころが弱いことを理由にいろんなものを避けているのかもしれないわね

正常だよ。なにか、外部に自分の中の大切なものを侵されそうな恐怖を感じてるんだよ

侵されてから気づくこともある、それはそうだが、リスクも大きい

わたしはそういう守りがうまい、ともいえるってこと?

そうだね、そもそも、攻撃とか攻めがメインのタイプじゃないと思うんだけど

いえてますね。今のわたしはあまり攻撃的なことを好まない

あるときからたぶん、攻撃的な過激なことを悪だと認識するようになったからだな

でも、時には必要なことだとも思う

そうだね。でも、最近はそこまでの熱を持つことがないから、まだそのサンプルは得られてないね

わたしは傲慢だよね

そうだね、たぶん世界のすべてを受け入れられる気でいるよ

バカだなぁ

そういうところはバカだし、かわいいね

でも、それができないこともどこかでわかってる

だから実際はバカになりきれない、中途半端なんだよ

それが苦しみの原因の一つかな

すべてを、どんなものも受け入れると決めたなら、それで一直線いけばいい

でも、わたしはそうなれない

真っすぐありたいのに、真っすぐをわたしが受け入れられてない

あっちもいいかも、こっちもいいかも、ってね

ただ、ほんとにヘンなとこで頑固だからな

一度決めるところまでいったら、変わらないね

無限に考えて動けなくなるって思ってるからね

その状態は想定できる

迷うことは、悪じゃない

たぶん、時間に囚われてる

そうかも。どっかで生き急いでんのよね

あとは、周りに変えてもらえるのを待ってるのもあるかも

確かに、そういうときもあるね

自分の力じゃめんどくさくてどうしようもない気がして避けて何かが解決してくれるのを待つ、みたいな

待って待って、なんかよくわかんなくなってきた

とっちらかってんな

話を戻してみよう。こころが弱いってとこまで

オーケー。どういうこころが弱いと思う?

信じるこころじゃないか?

いや、なら自分の力をもっと信じ切って突き進めるんじゃないか?

いや、そこは別物なんじゃない?

自分の力を信じてるから、出来ないことを見てられなくなる

つまりは…どういうことだ?

いや、結局やっぱり自分の力を信じ切れてないんだよ

そうだね、出来ないことを出来るようにする自信がないってことか

もうしばらく、成功体験みたいなものを得てないからな

それはしかたない。

小さな成功体験を拾えるようにはなってきてるさ

でも、それ以上に自分に向けた期待が大きくなりすぎてるってことか?

それもあるのかもな

できないってこともわかってる

それでも、できるとおもってるわたしが大きくて強いんだろ

それが結果的にわたしの障害になってる

そもそも、できないことに苦しくなって結局それから逃げてるんだっけ?

そういう側面は大きいんじゃないか?

今回のはそれだけじゃないとは思うけど

少なくともまだ大きく関わってはいるんじゃない?

わりと今回は自分でできてることを拾えてたと思うけどね

そうだね、それはほんとに進歩だと思う

ここであれか、完璧主義とつながってくるか?

そうか、それがあった

完璧主義って言葉はもうわたしには合わないよ

理想主義のが近い感じはするな

完璧なんてない、って知ってはいるからね

わたしの描いてしまった理想ではない事実が目の前にあるとそら苦しいだろ

ひとは理想と現実のギャップに苦しむ生き物らしいからな

だから理想は描かないようにってしてなかったっけ?

いや、そうじゃなかったような

できないことにワクワクすることをおぼえようとしてなかったか?

それはあったね

できないことは、もちろん伸びしろだからね

でも、それじゃうまくいかなかったってことか?

いや、…まああまりうまくいってなかったのかもしれないが

理想と現実を比べるんじゃなくて、少し前と今を比べるようには努めていたな

そうだね、この考え方はいいと思うけど

全く違う話をするぞ。とりあえず他人のせいにしてみないか?

でた、今のわたしが最も悪だと思ってることのひとつだろ、それ

他人のせいにしたところでなにもかわらない、ってやつね

他人は変えられない、変えられるのは自分自身だけ

ごもっともだが、他人のせいにすることで見えてくることもあるんじゃないかと思って

それはそうかもしれないね

でもさ、それ、苦しんでまですることかな…

今のわたしは極端に周りの好きな人たちのことを悪く言うのを苦しむからな

そもそも、他人のことを悪く言いたくないっていう行き過ぎたやさしさが結局自分自身を苦しめてるんじゃないか?

それもわかってるんだろうね

そうだね。だって今は、明らかに私自身を傷つけてきた相手にさえ、そのやさしさが向くからな

他人のことを悪く言うくらいなら、私が傷ついていいってこと?

いや、違うな、たぶんその他人のことを悪く言う前に離れようとしてるんじゃないか…?

それは、あるかもな…

他人のことを悪く言いたくない、これは、他人のことを悪く言う自分が許せない、みたいなことか

そもそもあれだろ、自分がされて嫌なことは他人にしない、みたいなとこじゃないか、これ

あぁ~、なるほどね、そうかも。

自分が他人から他人のいわゆる悪口を聞くと苦しいから、私は言いたくないってことか

それを言わされる恐れのある環境にいたくない、って思ったんだな

なんか、納得しちゃったね

あーあ、なんてやつだよ、全く

正直、これが今回の最も大きい理由な気がしてきた

ほんっとに、ドアホで大馬鹿だな!

素直で、真面目で、不器用なんだよ、私ってやつは

今、一体どれだけの縛りを自分自身にかけてるんだろうね

これが聞き分けのいい子の弊害か?

そのひとつでは、少なくともあるんじゃない?

残念ながら、今はこれまでに課してきた縛りのせいで聞き分けのいい子ではなくなってるけどな

あちゃ~、まいったな~

でもさ、年を重ねるって、こういうことなんじゃないのかな

それで苦しんでたらオシマイって話ね



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