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人のアドバイスを無視してたら、誰も知らない成功を手に入れた

全くの未経験からカフェを立ち上げてもうすぐ2年が経とうとしてますが、おかげさまで集客も順調、連日満席、30、40分待ちはザラという状況が続いてます(お待たせしている方、申し訳ないです)。

今年中(5月予定)には2店舗目もオープン予定で、こっちも1店舗目同様、すべてセルフリノベーションで作ってます。

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既に1年ほど経過してますが、日々の業務の合間を縫ってマイペースにDIYしてるので、このくらいはかかるよなぁ、という感じ。まぁ2年で2店舗経営できたらまずまずなんじゃないでしょうか。

そもそも、2年後に2店舗目をオープンしてるなんて、当時は考えてもなかったし、まぁ順風満帆にやってこれたわけなんですが、

それもこれも基本的に人のアドバイスを聞かなかったからかなーって考えてます。

自分が考えてきた時間>人がアドバイスを考える時間

僕はもともと総務省が進めている地方創生総合戦略である「地域おこし協力隊」という制度のもと、3年間市役所配属で地域おこしの仕事をしてました。

その一環で、地方に人を呼び込む、地方を盛り上げる、かつ空き家の活用などの観点からこのカフェを立ち上げることになりました。

それまで役所の方、地域の方、そしてカフェをオープンした後は来店してくださったお客さんなど、いろんな人にアドバイスをもらいました。

「もっと〇〇した方がいいんじゃないの?」

「今のうちに〇〇しといた方がいいよ」

ほぼすべてのアドバイスに対して「なるほどですねー」って言いながら無視してきたので、どんなアドバイスがあったか忘れちゃってるんですが、その中でも印象に残っているものを二つだけ例に出して考えてみようと思います。

①地域の人と仲良くしておかなければ潰れるよ

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僕のカフェは福岡県久留米市城島町という人口1万人くらいの小さな町にあります。ちょうど先週ドローンで撮影した町の風景なんですけど、ここは民家と田んぼと、そして大きな川が流れているだけの、どこにでもあるような田舎町です。

田舎町にお店を出す=地域の人がターゲット

というのは一番最初に考え付くことだと思いますが、ここから逆算して「地域の人に来てもらわないと、お店はやっていけない」→「(積極的に)地域の人と仲良くしておけ」というアドバイスを多くの人にもらった気がします。

ただ、蓋を開けてみれば、現在のお客さんの比率は

地域内:地域外=0.5:9.5

くらいで、僕は初めからこうなることを予測してました。いや、そうなるようにお店を作ってきました。


もともとボランティアでこの店をやろうだなんてこれっぽっちも思っていなかったし、地域の人のためにカフェをオープンしようだなんて考えたこともありませんでした。

単純に、(自分が)面白い場所を作りたいな、それで生計立てれたらいいな、がカフェを立ち上げた理由なので、それをかたちにするためには、地域の人に恩を売って、媚を売って、そのよしみとしてお店に来てもらうのではなく、僕のことを全く知らない人に、あのカフェに行きたい、あのカフェ面白い、って思わせなければなりませんでした。

それができなければ、カフェで生計を立てることはできないし、そんな価値のない場所を作るのは本意ではないので、もし仮に地域の人に恩を売って、媚を売ることで、お客さんになってもらったとしても、それは僕が作りたいもの、やりたいことではないので、僕の中では「失敗」になったわけです。

そもそも、僕は人に恩を売ったり、媚を売ったり、仲良くもないのにいやいや付き合ったり、楽しくもないの一緒にお酒を飲んだり、そういう形だけのつながりがマジで苦手で、極力そういうところから遠ざかりたい願望があるので、それをしなければならない=不幸、失敗、なので、「(積極的に)地域の人と仲良くしておけ」というアドバイスはガン無視しました。

(別に地域の人と仲悪いわけではないよ)

②もっとわかりやすくたほうがいいよ

キャプチャ

お店をオープンしてからよく言われることなんですけど、

「お店の場所がわかりにくい。看板とか出した方がいいよ」

「外観がカフェっぽくないから通り過ぎた。もっとわかりやすくしたら」

というアドバイスをもらうことがあります。

特に高齢者に多いんですが、こういう人たちは、看板出すのにいくらかかるのか、外観を変えるのにいくらかかるのかわかってないんでしょうね。なんでも願えば叶うくらいに思ってて、お金は湯水のごとく湧いて出てくるんでしょう。

このアドバイスって、こんなド田舎じゃなくて渋谷の一等地にカフェを出せば、と同じくらい意味のないことなんですよね。

そもそも、うちは主にインスタで集客しているので、大きな看板なんて必要ないし、古民家をリノベして作っているので、知る人ぞ知るとか、隠れ家カフェみたいなのも売りの一つなので、何百万もかけて外観を変えてしまってはなんの意味もありません。

そういうことを何も考えずに自分が見つけにくかった、という理由だけで人は無責任にアドバイスをしてきます。

そんなおせっかいはもちろんガン無視です。

(大きな看板立てるんで、どうぞお金ください)

(というか、結局店にたどりついてるからいらないじゃん)

自分が考えてきた時間>人がアドバイスを考える時間

僕はこのカフェを立てるときに、本当にいろんなことを考えました。

自分のスキルや資金の中で、どうやったら最高のパフォーマンスが出せるか、どうやって集客して、どうやってお客さんを満足させられるか。

自分が何を面白いと感じ、どんな価値を提供できるか。

日中のほとんどの時間を使って、これまでに稼いだ自分の財産を使ってお店を一つ作ってきました。

この時間とお金=熱量、エネルギーを超えれるほどの熱量で僕に何かをアドバイスできる人っていますか?

それほどの熱量で僕に何かアドバイスをしてくれる人っていますか?

無償のアドバイスに責任などない

僕は大学在学中から数えて7,8年ほどフリーランスでライターをしていたので、自分の時間を人に使うってこと、自分のために人に時間を使わせるってことにどれだけの価値があるかを知っています。

知識やスキルというのは、コンサルとかデザイナーとか、本来有償で取引されるくらい価値のあるものなので、無償で取引されるような知識やスキル=アドバイスにはそれほどの価値はありません。

友達とか家族とか、お金を上回る愛情、友情を持つ人や、

同じ会社の上司とか同僚とか、目的や価値を共有している人

からのアドバイスは無償であってもある程度責任は伴うと思うんですが、初めて会った人、顔も知らないネット上の誰かはそのアドバイスに責任なんてあるはずがないんですよ。

だから軽いし、そんなアドバイスが何かを成功に導くことは絶対にありません。

アドバイスをしてくる人の大半は成功を収めていない

カフェを経営したこともないのにカフェ経営に口出ししてくる人は、一度自分で経営してみればいい。

人にアドバイスするほど自信があるんなら、成功すること間違いなしでしょ?

たまに「田舎ならこんなビジネスやったらうまくいくと思うよ?」「こんなやりかたあるよ」とか言ってくる人いるんですが、それも一緒。

儲かると思うなら自分でやりゃいいじゃないですか。儲からないからやらないんでしょ?

僕はまじで面白そうなアイディア、儲かりそうなアイディアを思いついたら絶対人に言わず、自分でやるけどね。


以上、人のアドバイスは絶対に聞くな!というアドバイスでした。

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