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今は出番がないからこそ

先日、東京の自宅に戻った際、部屋に置いてあるプリンタ…正確には複合機とおよそ数年ぶりに格闘(?)していた時の話である。

その複合機は、私が社会人になって1〜2年が経過してから、個人で使う目的で導入したキャノン製のものである。ただいつ頃購入したかは憶えていないが、少なくとも10年以上は経過している代物だと思われる。

回数においては頻繁ではなかったものの、年数的にそろそろ買い替えないといけないかなとは思っていた。しかし仮に新調したとしても、今のところ定期的に使用する機会はまったくといってない。

これまで、転職活動を行うために必要な職務経歴書であったり、年に一度だけ年賀状を印刷する用途で使用し続けてきた。

と言いつつもここ数年はご無沙汰な状態であり、今となっては年に1〜2回ほど放送される某特番みたいなペースでしか活躍できていない。

その時は印刷で使うというよりかは、ウェブ上でとある手続きを行う際に必要な免許証や健康保険証などといった、手持ちの身分証明証をスキャンするためだけに動かすことがほとんどである。

近年ではペーパーレスの動きが地味に活発になっている他に、紙よりもデータでのやり取りが昔と比べて当たり前になってきた。

その影響を少なからず受けているのか、肝心な印刷の部分について活躍にかげりが見えてきている。

 

もしもこの先、自分自身が個人事業主やリモートワークがメインの仕事に就くとなれば、この複合機はたぶん活発になっていくかもしれない。

だが前述の通り、今やすっかり年老いてしまったこの子では、果たしてこのタイミングで急なフル稼働に耐えられるかどうか、そう考えたとき微妙な線だと思ってしまう。

それに、このタイミングで今よりもっと性能の良い物を購入するべきか、引き続きこの機種を使い続けるべきか等、普段から使う機会がないからこそ少々悩ましかったりするものである。


ちなみに今さっき、机に向かいPCを前に手を動かそうとしたところ、母からのヘルプに対応してたところだった。

何やら寒中見舞いを出すためハガキに宛名を印刷しようと、文字が一つも映らなかったらしく、5分間ぐらいなんとかあれこれやって無事に解決することができたー

と思った矢先「あれ、これデジャヴか?」と脳裏を過ぎってしまった。

なにせ私が複合機と格闘(??)を繰り広げていたあの時も、数年ぶりに印刷をかけた際、インクが目詰まりを起こしてなかなか思うように仕上がらなかったのである。

ひたすらクリーニングをかけては、テスト印刷を繰り返しても一向に改善はされず。結局、残量がある程度残ったままのインクを、新しい物に泣く泣く交換する羽目となってしまった…というお話である。


最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!