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午前4時になる前の与太話

やってしまった、もといやっちまった…。

午前3時半ごろ、外では強い風がいつにも増して吹き荒れていて、一部屋の窓を叩きつけるような音で目が覚めた。

部屋の灯りは橙色の常夜灯を残してあとはすべて消えている。ちなみに使用している照明にはタイマー機能が付いていない。おそらく自分自身が無意識に常夜灯に切り替えたのだろう。

私の身体は絨毯ホットカーペットで横になったまま、毛布や掛け布団を用いることなく寝落ちしてしまっていたようだ。

そのせいか起き上がると、『上は洪水、下は大火事…』という文言から始まるなぞなぞで出てきそうなシチュエーションに若干似た状態(?)になっている。

完全にホットカーペットで寝落ち…いや沈み込んでしまったらしい。

ある方から寄せられていた返事を書き終えたところで、強烈な睡魔に襲われてしまっていた。両眼の瞼がいつもより異様に重たく感じ、目を開けているのもやっとなほどの圧がのしかかっている。

この時は寝る前の日課としている筋トレもストレッチも、まだ一つも手を付けていない。早く済ませて布団に入らなければ…と思っていたところで記憶が途切れ、前述の時間帯に至ってしまった。

あれだけ自分に言い聞かせていたり他の方を心配してしたつもりが、「おいおい!」とでもいうようにあれやこれや言ってる場合ではなかった。

その方に『風邪を引かないように体調には気をつけてください』と返事を入れておきながら、自分は付けっぱなしのホットカーペットで寝落ちしておいて、まさに「どの口が言う」というたぐいの話だ。

幸い部屋のライトが常夜灯を残していつの間にか消えていたため、それだけが唯一の救いだと思っていた。

いや、ホットカーペット自体が付けっぱなしであったために照明が消えてようといないと、その間に付けていた分の電気代がかかるワケだから正直に言って元も子もないのだが…。

あともう一つ救いがあるとするならば、かろうじて風邪自体は引いていなかったことだろう。ただしばらくの間掃除機をかけていなかったこともあり、起き上がった時点で少々喉に違和感を覚えていた。

「まさかこんなところでやっちまったか!?」と一瞬焦っていたがそれも杞憂に終わり、今日一日体調を崩すことなく無事に過ごすことができた。

もしもまた次に同じようなことをしてしまったら、その時は「飯田失平いいだしっぺい」という名前に改名するしかない。なんて極めて阿呆な事を考え始めている始末である。

とはいえそこで云々かんぬんしているよりも、一日逃してしまった分はキッチリとこなして、ブランクとなってしまった分を取り戻さなければ…。

そして今日の夜に至っても相変わらず、外は嵐のような風が巻き起こっている。本日こそはうまく就寝できるといいと思う。

最後までお読みいただきありがとうございました。 またお会いできる日を楽しみにしています!