ファンダメンタルズは株高要因

(1)株価上昇が続く・・・ファンダメンタルズからの考察では、ですが。

日本経済のファンダメンタルズだけを見れば、かなり強気で良いと思います。株価は、ファンダメンタルズだけでなく、需給や思惑等々で決まりますが、後者は全くわかりませんし、北朝鮮等々の動きもわかりませんが。

景気は拡大中です。景気は、自分で方向を変える事は稀なので、このまま拡大を続けるでしょう。労働力不足ですから、省力化投資は増えるでしょう。輸出も、円安後5年でようやく増え始めました。103万円の壁を意識せずに働くパートが増えそうな事も、労働力の供給面と消費面の両方でプラスに働きそうです。

明るい材料は、バブル崩壊後の長期低迷期に染み付いた人々のデフレマインドが、少しずつ緩み始めている兆候が見られることです。「今は労働力不足だが、どうせ遠からず景気が悪化するのだから、省力化投資はやめておこう」「今は円安だが、どうせ遠からず円高になるだろうから、生産ラインを組み替えてまで輸出を増やすのは危険だ」といった弱気論が、少しずつ「もしかすると暫く良い状態が続くかもしれない」という強気論に道を譲りつつあるようです。「景気は気から」ですから、こうしたマインドの変化は重要です。大いに期待しましょう。

氷を熱しても温度は上がりませんが、氷が融け終わると急に温度が上がり始めます。それと似たような事が投資や輸出で起き始めているのだとすれば、素晴らしいことです。

今後は、正社員の給料が上がり、消費者のマインドも緩み、消費が本格的に回復する事を期待しましょう。

それから、海外の景気が失速して日本の輸出が激減するような事も無いように、祈りましょう。海外経済の専門家たちが楽観的なので、多分大丈夫だとは思いますが。

https://comemo.io/entries/4226

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