景気回復が実感できないからこそ、長期の回復が可能

今次景気回復・拡大が、「いざなぎ景気」を超える息の長いものになる、と聞いて、「景気回復の実感がわかないほど弱々しい景気なのに、あのいざなぎ景気を抜くのか?」と思う人がいるでしょうが、景気回復・拡大のペースが緩やかだからこそ、期間の長い回復・拡大が可能となるのです。

もしも景気が急拡大を続けたら、労働力不足の制約からインフレになり、金融引き締めにより景気は後退してしまうでしょう。景気回復がゆっくりだから、労働力不足も現状程度でおさまり、賃金上昇も緩やかで、日銀が引き締める必要が無く、持続するのです。

「短距離走のように走ったらマラソンのような長い距離を走る事は出来ない」というイメージでしょうか。

http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS14H6M_U7A810C1EA2000/

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