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ツクルバ、「IRnoteマガジン」創刊への想い

2023年3月23日、ツクルバ発案のもと、note社らと共に合計31社でメディアプラットフォームnote上に「IRnoteマガジン」を創刊しました。

IRnoteマガジンの詳細はこちらのプレスリリースをご覧いただければと思いますが、このnoteでは、IRnoteマガジン創刊の背景やツクルバとしての想いをつづっていきたいと思います。

上場後のIRにおける課題

ツクルバが2019年7月に上場してから3年半以上が経過しました。

他の上場企業と同じく、上場はゴールではなくスタートです。資本市場で成長のための資金調達を行い、調達した資金を投資して更なる成長を期すのが本来の上場の目的と資本市場の役割と認識しています。

しかしながら、実際には、時価総額300億に満たない会社には、流動性の関係で機関投資家が入りづらく資金調達オプションが限られます。また、3900社程度ある上場企業の中に入ると、未上場で注目されていた企業も埋もれてしまいます。
こうなると、出来高が細る→少しの売買で大幅に振れる状況になり株価が安定しない→結果また参加者が減る、というスパイラルに陥ります。このような状況になると、より一層資金調達はしづらくなります。

ツクルバでは、この状況を打開すべく、下記の通り上場後としてはかなり独自性ある資金調達等を実行しました(ツクルバCEO村上のnote参照)。結果として資金調達の際は株価や流動性は向上し、これらの施策については市場からの一定の評価は得られたものと認識しています。

・エンジェル投資家、ファミリーオフィスからの増資(ツクルバCEO村上のnote参照)
・転換社債での資金調達
・種類株式での増資

もっとも、ツクルバとしては、現在の株価や流動性に全く満足していません

株主・投資家のみなさまの期待に応えるため、期初の業績予想達成のために愚直に事業に邁進していくことはもちろんですが、中古・リノベーション住宅市場の抱える課題感や成長性、ツクルバの事業のポテンシャルや成長性についてもっと多くの人により深く知ってもらい、ツクルバの将来に期待していただきたい。そう思っています。

これまで行ってきたIRの試み

そのような想いをもって、ツクルバでは、従来型の決算説明会や適時開示での積極的な発信やエクイティストーリーのブラッシュアップ、機関投資家の方々への積極的なアプローチのみならず、より広く投資家の方々にアプローチすべく、先進的なIRを行っている他の発行体と切磋琢磨して、数々の先進的なIRの取り組みを行ってきました

具体的な例をいくつか挙げると以下のとおりです。

"noteでIR"の発信
・Twitterでの積極的なIR発信
上場不動産ベンチャー4社合同のIRセミナー
・投資家をオフィスに招いてのオフィスでのIRセミナー
・投資家Barに機関投資家を招いての個人投資家参加型のIR座談会
・日銀の金利政策を踏まえた他社と合同での「金利と不動産」セミナー
・IFA会社やIFAの方々に対する積極的なIRセミナー・スモールミーティング
・個人投資家の投資勉強会(Kabu berry、神戸投資勉強会、湘南投資勉強会、Facebook投資家コミュニティ等)への登壇

こうした活動を他の発行体の方々と切磋琢磨して行う中で、発行体や投資家の声として、以下のような課題感が浮かび上がってきました。

【発行体の課題感】
・自社のエクイティストーリーや魅力をもっと広く投資家に届けていきたいが、なかなか良い方法がない
・既存の開示方法でも勿論試行錯誤は重ねるが、どうしても先例主義的になりがちであり、よりカジュアルなIRコミュニケーションを行うのが難しい面がある
【投資家の課題感】
・開示されている数字の背景や行間を含めてより生の声を聞く機会が欲しい
・会社や経営陣の雰囲気や人となりを知る機会が欲しい

IRコミュニケーションの新しい"場づくり"

上記の発行体・投資家の課題感を踏まえ、新たなIRコミュニケーションの"場"として作られたのが、IRnoteマガジンです。

ツクルバは、"場"を創る会社です。

祖業は、あらゆるチャレンジを応援する”場”としてのシェアードワークプレイス事業から始まり、現在は、巨大な中古住宅市場において、"cowcamo"という中古・リノベーション住宅の流通プラットフォームという"場づくり"に挑戦しています。

その根底にあるのは"共創"の精神です。

今回のIRnoteマガジンの創刊は、そのような“共創”の“場づくり“のDNAの延長線上にあります。

上記のような発行体と投資家の課題感に対し、発行体が"共創"することによってソリューションを発明できるのではないか、もっとカジュアルに本質的でインタラクティブなIRコミュニケーションが可能になるのではないか、そういう想いで今回、IRに積極的な発行体のみなさまにお声掛けをし、note社を始め合計31社でIRnoteマガジンを創刊しました。

多くの発行体が共創することにより、このIRnoteマガジンが、より広くより多くの投資家の方と本質的なIRコミュニケーションを行うことができる"場"になることを祈っていますし、そうしていきたいと思っています。

よりカジュアルなIRコミュニケーションが活発化することで、IRも投資も、"もっと身近に、もっと楽しく、もっと面白く"なるはずです。そうすることで、参加企業の認知や参加企業に対する期待も高まり、流動性がより高まっていくことを狙って今後も頑張っていきたいと思います。

終わりに

このIRnoteマガジンに参画している31社は、投資家のみなさまに自社の魅力をもっと伝えたいと思っている企業です。

ぜひ今後の活動にご注目いただければと思いますし、ぜひ下記IRnoteマガジンをフォローいただけますと幸いです。

また、このような想いに共鳴し、「IRnoteマガジンに参画したい」と思った上場企業の方はぜひ下記からお問合せをいただけますと幸いです。

https://note-ir.zendesk.com/hc/ja/requests/new
(note株式会社 IRお問い合わせ窓口)

それぞれの立場からより良いIRコミュニケーションを図ることによって、
「期待を投資に、投資を成長に、成長を結果に、結果をまた期待に繋げて、未来を現実のものに」していきましょう!

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