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花型の働き方:新しい組織のあり方を考える

花形の間違いではないです。花型です。以前にそんな記事を書きました。

その記事の中で下記の図で私の理想の働き方、ピラミッド型でもレンコン型でもなく『花型』なのだと書きました。

理想の働き方

以前ゲストとして招いていただいたセミナーのトークセッションで取り上げていただき「これの意味を説明していただけますか?」と質問されました。「言葉でうまく表現できないから図で示したんだけどな」と困ってしまい、うまく説明できず反省しました。改めてまとめてみます。

ピラミッド型
ピラミッド型は、上から下へと順を追って人が配置される伝統的な組織構造です。指示系統がはっきりしていて、効率的に仕事を進めることができます。しかし、私はこの一番上にいたくないし、いれるはずもありません。そして、小さい会社ではピラミッドを構築できるだけの人数がいませんし、土台部分の人が多くても困ります。

レンコン型
この表現は馴染みがありませんが、それぞれの専門性を輪の中で発揮する働き方を表現しています。ピラミッドを構築できない規模の会社では、こういう形も多いのではないかと思います。職務範囲が明確ですが、何かを生み出す仕事において、この方法でそれを膨らませていけるのかが疑問です。

花型
花型は、個々が意志を持ち、そしてその人同士が輪をつなげていくような形で関わり合い、一つのものを作り広がっていくイメージです。小さな会社がチャレンジするには、この形が適していると考えています。多くの人はピラミッド型やレンコン型で働いてきたかもしれません。そして、このような働き方に慣れた人には、花型を提示されても戸惑うかもしれません。

セミナー後、講師の方や一部の参加者と、より自由にお話ししました。参加者のほとんどが現役の会社の経営者であったので、そこでは私の方が完全にセミナー受講生です。

「花型はその人が社員の場合、辞める可能性が高いよね」と言われました。その通りだと思います。そして、それで良いと思っています。プロジェクトごとに最適な人と組めるのならば、同じ会社である必要はありません。どこでも働ける人こそ、一緒に取り組みたいのです。

問題は会社からいなくなってしまうことではなく、プロジェクトが発生したときに一緒にやりたいと思ってもらえないことです。「一緒になんかやりたくないよ」と思われないよう、花びらの一枚にふさわしい自分たちであるよう頑張りたいと思っています。

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