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「カ行」で鳴く猫 -うちの猫の変な鳴き方-(猫画像つき) #042

うちには「カ行」で鳴く猫がいる。

何を言っているんだ、と思われるかもしれない。

猫は「ニャー」「にゃお」「なー」と鳴くだろうと。

たしかに「な行」が一般的であろう。英語だと"meow(みゃおぅ)"だから「ま行」かもしれない。

「ゴロゴロ」「ぐるぐる」「ごろにゃー」だとすると、「が行」ではあるが「カ行」ではない。

しかし、うちのある猫は「カ行」で鳴く。

「ケー」
「カー」
「カキャー」

これを少し擦れた感じで発声する。いったいどういう喉をしているのか。妻と私はいつも疑問に思っている。うちには4匹猫がいるのだが、5歳になる茶白の猫(おかか)がそう鳴くのである。

おかか(茶白、メス、5歳) 
愛称「おか」

おかかの2匹の子ども(きなこ、あんこ、共に4歳)は基本的には「みゃー」「ニャー」と鳴く。

きなこ(茶白、オス、4歳) 
愛称「きな」
あんこ(三毛、メス、4歳) 
愛称「あーにゃ」

もう一匹いる8歳の三毛猫(つきみ)も変わった鳴き方をする。

「ぷぐ」

これはどういう音なのだ。この猫は人が大好きで膝の上に来たり、顔をうずめてきたりするのであるが、最近抱き上げて撫でると、どこかから「ぷぐ」という音がするのである。

また顎の周りを撫でると、気持ちが良いからかつい口があいてしまい「ぱっ、ぱっ」という謎の音を立てる。

「ぷぐ。ぷぐ。ぱっ。ぱっ。…ぷぐ」

すごいことになっている。

撫でられて力を抜いてこちらに身体を委ね、目を細めて、このような音を出しているのはとにかくかわいいのであるが、その音が不思議で仕方がない。

つきみ(三毛、メス、8歳) 
愛称「つっちゃん」

甘えている時の音は、また独特である。

猫が甘えている時に喉を鳴らすと普通は「ごろごろ」いう。たしかにそのような音も出すのだが、彼らはそれだけではない。

「ぷるわー、ぷるわー」(「カ行」で鳴く猫、おかか)

「ぷるるる…。ぼぼぼぼぼ」(おかかの息子、きなこ)

「ぶるにゃー。…ぐるるるる」(おかかの娘、あんこ)

「ぼーぴー、ぼーぴー」(「ぷぐ」「ぱっ」、つきみ)

読んでいるあなたは、やはり私が何を言っているか、よくわからないのかもしれない。言葉でどこまで伝わるかは疑問であるが、一度文字で表現してみたかったのだ。

不思議な鳴き声の猫と暮らしている方は、ぜひコメントなどで教えていただきたい。

(追記)
猫にはいわゆる「声帯」というのはないらしい。

「ニャー」と鳴くときには、「特殊化粘膜」と呼ばれる粘膜組織を使っていて、「ごろごろ」という音は、仮声帯と呼ばれる喉頭室皺壁(こうとうしつしゅうへき)」という部分を収縮させているらしい(参考サイト12)。

どんな鳴き声や音だとしても、猫はとにかく、かわいい。

お読みいただきありがとうございました(猫たちより)

2024年1月22日執筆、2024年1月24日投稿

我が家の猫エッセイ
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