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海士町探訪記7日目・最終日「いってらっしゃいと見送られて」

サムネイル画像は、静寂の夜・菱浦港。

海士町で過ごした7日目と最終日をまとめます。

本日の海士町探訪(7日目)

7日目、朝。いつもの美味しいお弁当からスタート。

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小雨の朝。しっとりとしていて生暖かい海風が吹いていました。

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ゆっくりとお部屋で過ごし、お昼は近くの商店で買ったパンを食べました。宿の隣にあるイタリアンカフェ「Radice」のチーズハム。うまし。

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午後から夕方にかけては隠岐國学習センターで作業を。途中、センター職員の同世代の方とお話しました。志を持って働かれているの、素敵だなぁ。その後センターで開かれていたイベントを後ろの方で聴講しました(写真はなし)。

夜は自然派食材が美味しいカフェレストラン「きくらげちゃかぽん」へ。

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ほっこり優しいお味でした。

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燻製おつまみと赤ワインがこれまたよかったです。瓶ビール1本と赤ワイン1杯でいい具合に酔いまして。最近断酒していたのが効いていたのか、アルコールコスパのよい身体になったことを実感。

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宿への帰路、味わい深い漁港の夜。

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本日の海士町探訪(最終日)

最終日の朝。やっぱりお味噌汁がいちばん沁みる美味さである。おかずの中では鯖が好きでした。

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朝8時からコーチングを1件。身支度も早々に、フェリー出航の時間まで近くの喫茶店「喫茶MG」へ。滞在中に仲良くなった島留学インターンの大学生さんと一緒に。

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木のぬくもりを感じられる店内。

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ホットコーヒーは1杯350円。ロールケーキはたまたまサービスで。

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9:50菱浦港発のフェリーしらしまに乗る。見送りに来てくださったみなさんと港で写真撮影して、名残惜しさとともに乗船。

見送られる側って、こんな気持ちなんだなぁ。哀愁。

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もう1人仲良くなったインターン生さんも本土に行く用事があって同じフェリーに乗っていました。後から知ったんだけど、自分の上の階で手を振っていたらしいです。どんな構図ですか。

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離れゆく海士町。さびしー。

そして向かうは経由地の知夫里島。

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親友のよっしーが見送りに来てくれました!

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フェリーが離れていく5分くらいかな、ずっと手を振りあっていました。あぁ、寂しさ。

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フェリーから望む知夫里島。自然と目頭が熱くなりました。うぅ。

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3時間ほどの船旅。本土が見えてきまして無事到着。

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飛行機まで3時間くらいあったので、境港駅に併設のサウナに行ってきました。

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水風呂が故障中で水温は「28℃」でした。プールなら適温なんだけども……冷水全開のシャワーでなんとか7割くらいの整いまで持っていきました。

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空港まではこなきじじい列車で。鳥取の水木しげるパワー、強かったです。

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そんなこんなで無事帰宅。近くのラーメン屋で久々の1杯を食べて、長旅終了。

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海士町探訪後記

東京とは違う暮らしがここにはある
言葉にしてみると当然ではあるのだけれど、実際に滞在してみるとその事実が浮き彫りになってくる。不足する各種資源を補いながら持続可能な暮らしを営んでいく生き方。都会で暮らしながら、どこか資本主義のレースの中であくせくしていた自分に気づかされる1週間だった。

もともと社内出世とかお金稼ぎには特段興味のないタイプではあったが、そうであってもスピード感のある日常に晒されて「最短最速で問題を解決しにかかって止まない思考・行動スタイル」にがんじがらめになっていたのだな、と。

もちろん、都会と離島の暮らしに正解不正解はない。それぞれにあるもの、ないものがある。だからこそ、その両極を行ったり来たりする中で、中庸をゆく視座を得られるのではないか。東京の仕事も持ちながら地方で暮らす生き方に、自分の人生の次なる楽しみを見出しそうな予感がしている。

「いってらっしゃい」と見送られて
最終日の朝にフェリーで発つ。見送られる側になって初めて抱く、独特の寂しさ。島で出逢った人たちのあたたかさ、五感で受け止めた自然の数々、ゆったりとした時間と空間。たった1週間しかいなかったのに、ぶわーっと想い出があふれてくる。とってもいい時間だったなぁ。

「さよなら」ではなく「いってらっしゃい」。またいつか帰ってくるということを、お互いに願っているからこそ生まれる言葉。また近いうちにこの地を訪れるのだろう。それは、移住という形なのか、また一時的な滞在になるのかはわからないけれど。東京から600kmも離れた彼の地には、きっとご縁があるような気がする。

当初はノリで「行ってみるかー」と訪れた海士町だったけれど、予想以上に自分のこれからの人生を考える契機に満ちていた。そういう意味でもこのタイミングで来られてよかった。明日からの日常も、一日一日を大切に生きて行こう。

頂戴したサポートは、私からのサポートを通じてまた別のだれかへと巡っていきます。