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組織風土と猫

なぜ僕が組織風土に向き合う仕事をしているのか、どういう考えで取り組んでいるのか、そんなことを書いてみました。


事業から組織開発へ

元々僕はwebマーケティングの世界で生きてきましたし、組織開発に関わるまではその世界でずっとやっていこうと思っていました。webマーケティングを極めたいと思っていました。

超合理的にいかにクライアントに対して「自分が」早く成果を出すかだけを考えて、ひたすら事業に向き合ってきたと思います。
(俺が俺が精神が強すぎて、それはそれでマーケターとしてどうなんだというところはありますが)

周囲に対しても、組織とか人との関係を考えている暇があったら成果を出せと思っていました。何なら職場環境を大切にしようみたいな雰囲気をちょっと見下していました。
そしてそんな自分に自信を持っていました。

そんな中、ある会社の組織開発部署の立ち上げメンバーとなったのです。

向き合うと深い

最初は正直いまいちピンとこない状態でしたが、自分の役割として与えられたからにはしっかりやろうという一心で、組織風土に向き合ってみました。

仕事に本気で向き合えば向き合うほど、自社が抱える課題が明確になったし、今まで自分がいかに小さい視界の中で仕事をしてきたのか痛感しました。組織の中で仕事をしていながら組織のことを何も知らなかったんですね。

職場風土を改善することは仲良しクラブをつくるということではなく、強い組織をつくるということだとわかりました。
マーケターとして自分が成果主義で取り組んでいたことと同じだと気付いたんです。

そしてさらに組織風土改革コンサルとして活動を外に広げていくことで、他社や世の中の組織が抱える課題もたくさん知りました。

何より、組織で仕事をする人が苦しんでいること、本当はもっと伸ばせるであろう才能が組織の力で潰されていることに直面し、自分自身も苦しい思いをしました。

その度に俺ならもっとこうするのに!という悔しい思いをしてきました。

環境とかマネジメントの問題でせっかく持っている力を発揮できない人は沢山います。マネジメントが未熟なばかりに優秀な人材がその優秀さを捨てています。

これは本当に勿体ない。組織の損失だし、社会の損失です。

強い組織づくり

僕は強い組織というのは社会に何かしらのインパクトを与えるものだと思っていますし、自らもそのような組織をつくりたいと思っています。
強い組織でなければ自ら生存するので精一杯で社会に影響を与えることはできません。

人も同じですよね。
自身が強固な地盤の上に立っていなければ、他の人のことを受け止めることも、影響を与えることもできません。

そして、強い組織になるためには、その中身を構成する人が活きなければいけません

人の持つ可能性を組織の力で潰したくないのは当然で、組織の力は人の可能性をより伸ばすことに使いたいです。
組織が強固になり人が成長し、人が成長し組織が強固になる、という好循環になれば最高です。

自分がこの仕事に取り組むことで人と組織の相乗効果を実現していきたいんです。

まだまだ世の中には強くなれる組織がたくさんあります。それはすなわち人の可能性を潰してしまっている組織がたくさんあるということなのです。

問題は山積みです。
その問題にメスを入れて、はたまた邪魔な壁を壊して、もっと社会を良くしたいんです。

働く人が苦しまないで、自分の力を発揮できる環境を創りたいんです。

そういう人が増えれば間違いなく社会の力は激増します。

そしてその仕事自体を僕が楽しみたいのです。←ここ一番重要

おまけ:猫

うちには3匹の猫がいて、仲良く暮らしているんですが、彼女らは僕のマネジメントのもと良い連携をしています。

やんちゃだったり、のんびりしていたり、怒りっぽかったり、性格はそれぞれですが、マネージャーの僕が優秀なので、各自の特性を活かしてその才能を伸ばしているところです。(ハエを捕まえたり、人を癒したり)

つまり組織風土についてはマネジメントがその鍵を握っているということです。

すみません、「贅沢とユーモア」とか「鉄道とインターネット」とか、関係なさそうなものの対比が実は繋がっているというやつが好きなので、無理やり書きたかっただけです笑


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