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今日が最幸の日radio 2回目OA 「これが私の生きる道」(うつ病だった私に追い打ちをかけるように妻のガンが告げられた時、の話)

今日のBGMは、
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PUFFYの「これが私の生きる道」
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を聴きながら、ぶらんぶらん と書いていきますー。

闘病中


奥さんが癌の闘病中なのである。

体調の良い日があったり、シンドそうな日があったり。
何をしてあげることが最適なのか、いまだに悩んでいる。

しかし、考えてみると、私自身
「よくこんな文章が書けるまでになったなあ。。。」
と、しみじみ思ったりするのだ。
アウトプットを勧めてくれた元同僚に感謝するのみである。


ヤベー状態の時


「癌です」


その事実が判明した時、私がどういう状態だったかというと


『再発した 鬱病 』


に苦しんでいた時だった。
それってどんな状態かというと、、、


鬱病になったことのない人(おそらく大半の人はそうだと思いますが)でも、心がヤベー状態の病気ってことくらいは想像できると思う。


じゃあ、どう”ヤベー”のか?

「やる気が出ない状態が続く」「極度の疲労」「人と話すのが怖い」「元来、デリケート」「考えすぎなんだよー」「メンタル、弱っ」とかとか

”健常者”諸君やお医者さんらは色々と結論づけているようだが…

否!

まあ、原因的にはそれらのことに紐付くのかもしれないが、


「イヤイヤ、原因や元々の性格が強いだ弱いだとか、そんなのどうでもいいっス。
もうそれどころじゃないっス。早く誰か治して!じゃないと耐えられないっス」

と言うくらいヤベーのなんのって。

俺の元々の性格がうんぬん、という精神論でもなく、とにかく治療・投薬を要する「病」なのだ。

話がすこし逸れてしまうが、こういう事実を会社の経営者や人事担当者が正しく理解しないと、ますます患者が増えてくる、、気がする。

以下は、あくまで私感であるのだが、

よく芸能人などが自ら命を絶つという辛いニュースがネットを駆け巡った時、
記事の最後に
「悩まれている方はすぐこちらにお電話を」
という情報が必ず掲載されいるが、

掲載自体は、もちろん一定の効果はあると思うが、

うつ病の人、ないし、人知れず心の病に侵されている人は
残念ながら自分で連絡などしない。できない。

誰かに相談して「あーそうですか、大丈夫ですよ、勇気を持って!」
なんて言われても解決するとは思えないから。
(↑でも実際はかなり効果があるのだが↑)

あの電話番号を覚えておかなければならないのは、経営者であり、人事担当者であったり、家族だったり友人だったり、なのだろうと思ったりする

あ、取り乱しました。。。さーせん m( _ _ )m


むしろ「逆」です



私の場合、
「あるきっかけ」を境に、信じられないくらいの異変が起きてきました。

「動いているエスカレーターを見ているだけで、乗り物酔いの状態になり、気持ち悪くてその場で嘔吐する」

「ちょっと斜めになっている電柱とか見たら、”倒れてくんじゃねーか!”と突発的に感じてしまい、汗だくになりながらその場から動けなくなり座り込む」

「人が歩いている姿を見ていると、なぜかわからないけど、突然涙が止まらなくなる」

「体はほぼ寝てるのに、まぶたがびっくりするくらい重くて、なかなか下に降りてこない」

「バスで隣に座っている人の”頭皮”の匂いが気になって吐きそうになる(髪の毛の匂いや体臭とかではなく、”頭皮”の匂いのみを敏感に嗅ぎ取ってしまう状態)」

他にも色々なことがありましたが。。。
こんな状態だから電車とか乗れないのだ。


なんか「変なクスリやってません?」:とか言われそうだが、
やってないし。幻覚が見えるとか、そう言うことじゃないし。知らんけど。

さておき。。。

よく鬱病=「抜け殻の状態が続いてる感じ」
と思われがちですが、違うんです(私の場合はね)

それで言うと、むしろ逆です


研ぎ澄まされすぎて自分がコントロールできない状態
なのです。敏感→過敏→敏病って感じ。


躁鬱(そううつ)って言葉は聞いたことあるかもしれませんが、
私にとって怖いのは「躁」状態の時でした。

「躁」のヤベー状態になった時のことを考えると怖くて怖くて、

だから結果的に家にいる方が安心、人と会わない方が安心、
ってわけで引きこもってしまう。心を閉ざしてしまった方が「安心」なんです。

ちなみに、そんなワケだから、うつ病の薬(抗うつ剤)って、コレはコレで「ヤベー薬」なのだ。
簡単にそのヤベー感じを言うと、「体の自由を根こそぎ持っていかれるような状態にさせる薬」「超強力な睡眠導入剤」」的な、力技で骨抜き状態にする薬なのだ。
(あくまで「私の場合」はね)

イヤイヤ。
普段は至って正常なんです。全然コミュニケーションも取れるし、人が嫌いとか、人が怖いとか、上手に話をすることができないとか、そんなこと全然ないし。
仕事が嫌だとか、人生お先真っ暗だ、とか思わなかったし。


普段はね


ただ、突然「その時:」は訪れるのです。ヤベー奴が降臨してくるのです。
予期せぬタイミングで。

それが怖いから「俺の人生、この先どうなっちまうんだろう。。この状態いつまで続くの?」とかは考えたことはありました。


って時に。。。


という状態に陥ってた時に、
奥さんの「癌」と言う病気を知ることになったのです。

私がどういう状態になったのか、想像してみてください。。。


ただ、これも変な話になるのですが、
こういう色々な「きっかけ」があって、私自身は今、とても健やかなのです。
今、しっかりと生きているのです。20kgのダイエットに成功したのです。

毎日毎日、早朝に起きて30〜40分ランニングを続けられているのです。

朝起きたら、嫁や子供に「おっはよー!」って笑顔でいれるのです。

奥さんは毎日毎日洗濯してくれているのです。汚れと戦ってくれているのです。
そんな姿に「今日もありがとう」と感謝できるのです。

ほっかほかの白いお米を食べたら美味しいのです。

子供たちの喧嘩を「ったく、鬱陶しいなあ」と感じることができるのです。

迷惑をかけた人たちに「あの時はごめんね」って言えるのです。

全て受け入れようと思っているワケです。いい意味で。

全て受け入れるのってやっぱり難しいんですが、でも
今の先に伸びている道が、私の生きる道なんだし


ああ、柄にもない、柄にもない(笑)


もえてる私達はいい感じ
生きている 証だね 世の中がすこし見えたね
もぎたての果実のいいところ
そういう事にしておきな 角度変えれば またいい感じ
(PUFFY「これが私の生きる道」より)







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