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インターン生のご紹介|都留文科大学 遠藤愛さん

つるでつながる(コワーキングコミュニティteraco.)で9月からインターン生として活動をスタートした遠藤愛さんをご紹介します。

□■□■インターン生インタビュー!〜愛ちゃん編〜■□■□

明るく素直でおしゃべり好きな愛ちゃん。

お名前とご出身を教えてください!

インターンシップ生:
名前は遠藤愛(えんどうあい)、山梨県都留市出身です。高校はつるでつながる代表の奈良さんと、もう一人のインターン生ののんちゃんと同じ都留高校に通っていました。今は都留文科大学     文学部比較文化学科の3年生です。

ー都留高校出身という共通点がある人が3人も集まると、地元トークで話が盛り上がるよね(笑)。進学する大学も地元にある都留文科大学を志望した理由やきっかけはありますか?

愛ちゃん:
まず地元の大学ということで幼い頃から都留文の学園祭に遊びに行ったり大学生の方と交流があったりと、個人的に馴染みがありました。
より現実的に都留文に進学したいと考え出したのは高校2年生の時に山梨県の国際交流事業で一週間ほど中国・四川省を訪れたことが一つのきっかけです。
四川省は山梨県の友好都市なんです。県内の高校生限定で募集があって、母親の勧めだったのですが高校生のうちから中国に行けるなんてめったに無い機会ということもあり参加を決めました。
実際に現地を訪れてみて、自分の目で見て感じることが沢山ありました。
幼い頃から漠然と「海外」に興味を持っていて、新聞やテレビの報道を見るとたまに周辺の国のニュースが流れてきたりして、複雑な感情や疑問を抱くこともありました。
しかし、そんな報道も誰かが切り取った情報の一部であるし全てが正しいとは限らないんだなと、高校生の私は自分で確かめることの大切さを学ぶことが出来ました。
また同時に、国や地域、そこに暮らす人々によって多様な食文化や習慣があることについても少しずつ興味を持ち始めました
大学について色々調べていくうちに「異文化交流、異文化理解」について視野を広げて学びたいと思い、比較文化学科へ入学をしました。

ー高校時代に海外の国に滞在した経験が、異文化について学んでみたいという興味へと繋がったんだね。比較文化学科ではどんなことを学んでいるの?

愛ちゃん:
国をまたいで移動する人々である「移民」や日本における「外国にルーツのある人々」の生活について関心があります。今年度からゼミに所属しており活動が1年目なので、みんなで文献を読みレジュメを作成して発表する等の活動をしています。扱う対象は日本だけにとどまらず海外の例など様々ですが私は日本の事例に興味があります。例えば、沖縄から来た移民の方が住む横浜の鶴見や、横浜中華街、東京にある新大久保における集住など、移民の子どもたちがどのような教育を受けて暮らしているのかなどにも興味があります。
その他にも私が所属している比較文化学科には様々な授業があり、文化人類学や社会学、歴史学、政治学など幅広く学べるのが特徴であり魅力の一つだと思います。

愛ちゃんのこれまでの体験や今の興味のあることについてなど、たくさん語ってくれました。

ーそうなんだね!文化にまつわる幅広い授業があって面白そう。愛ちゃんは特に興味のあるテーマの学びをゼミ活動や授業で深めているんだね。「異文化交流や異文化理解」は愛ちゃんの将来やりたいことにも繋がっていたりするのかな?

愛ちゃん:
将来やりたいことは正直ぼんやりとしか決めていなくて少し焦っている部分もあります。そんななかでも、マスコミや出版系の分野やアートワーク系のお仕事などに興味が湧きつつあります。
その一方で、大学での学問のなかでは「外国人」「移民」「エスニックタウン」「言語教育」などのキーワードに興味を持っていて、関連する授業を取ったりゼミに所属して具体的に学びたいと思っています。また、副専攻で日本語教員の資格取得を目指しています。自分の興味関心とも内容がリンクする部分があるので将来資格を活かす機会があればと思います。

ー愛ちゃんのこれまでの経験を聞かせてもらって、日本語教員のお仕事に興味を持つのも納得です!以前、愛ちゃんはteraco.を会場に映画上映イベントを「しぇあはぴ」サークルで主催していた時のことなどから、授業での学び以外にも活発に活動している印象があるのですが、サークルではどのような活動をしているの?

愛ちゃん:
中学生から高校にかけてこれといってすごく頑張ってることがないなぁと考えることが何度かあって何か大きなことを経験したいと思っていました。その一つとして高校時代に生徒会に入って学祭や他の学校行事に携わったりしました。また大学生になってからは自分だけの時間が増えたこともあり、少しでも興味があればなんでも経験してみようと思うようになりました。でも、ただ好奇心の赴くままに動いてキャパオーバーになってしまったときはさすがに反省しました(笑)
都留文ではアカペラサークルみつぼしと環境問題をテーマに活動する「しぇあはぴ」の活動に参加しています。
アカペラサークルは、2020年夏の「ハモネプ」(フジテレビのアカペラ番組)を見て出演者の大学生がキラキラしていてアカペラ楽しそう!やりたい!と思ってサークルに入りました。それまでも音楽は大好きで高校は軽音部に所属していたりと楽しんでいたのですが、このサークルでも音楽好きの友達との出会いがあり、アカペラを聞くのもするのも楽しくて絶賛沼にハマり中です♪
「しぇあはぴ」の方は、サークル立ち上げをした先輩と縁があり、しぇあはぴが環境活動家である露木しいなさんの講演会を主催していてそれに参加したことがきっかけでサークルに入りました。
このサークルでは、ヴィーガン食を大学の食堂に導入したり学校の電気を再生可能エネルギーに変える目標を持ってプロジェクトを動かしているチームがあって、環境を軸に色々なジャンルの内容で活動できるのが特徴です。

ーー愛ちゃんの行動は好奇心がエネルギーになっていたんだね!インターンシップに参加した当初に「やってみたいことはあるけれど企画や行動に移せていない」と話してくれたことがあったけど、愛ちゃんが取り組んでみたいと考えていることやアイデアなどは何かあるのかな?つるでつながるのインターンシップを通じて学びたいことや将来の展望もぜひ聞かせてください。

愛ちゃん:
将来これが一番やりたいということは、まだ考え中なのですが、少しでも大学で学んだことと繋がるお仕事ができたらいいなと思っています。
teracoでやってみたいことの一つとして地域の人と外国の人が何らかのかたちで関わりお互いを知る機会を作ることや、地域のお年寄りと子どもの交流の場を作ることについて興味があります。
私自身、小中学生のとき家庭に祖父母がいる機会がほとんどなかったので近所のおじいちゃんおばあちゃんにお世話になることもありました。
ただ普通に生活していると家庭と学校の行き来の繰り返しなので疲れてしまう子どもさんもいるんじゃないかなと思って。「第三の居場所」をつくることにとても興味があります。例えば、人生の先輩でありたくさんの経験や知識のある大人の方とお話ししたり時には悩みを打ち明けたりするような場があったら理想的だと考えたことがあります。子どもたちが新たな発見や気づきが出来る場にも繋がるんじゃないかなと思います。
今までこういうアイデアが浮かんではいたのですがどうやって行動に移せば良いのかよく分からなくて、今回縁があってインターンをさせて頂いているので具体的に企画をして実際に形にすることにチャレンジしていきたいです!

大学生向けのイベントを愛ちゃん主導で企画準備中です。

ーそうだったんだね!人が繋がり交流する場や機会を作ることが、今の愛ちゃんのやってみたいことの中心にあるのだと分かりました。つるでつながるで一緒にイベントや場づくりの企画から運営することまでチャレンジしていきましょう!では最後にインターンシップでの活動への意気込みをお願いします!

愛ちゃん:
この機会に自分の興味を活かしつつ、teraco.をきっかけとした都留の方々のコミュニティづくりをしていきたいです。
経験不足でたくさんアドバイスをいただくと思いますが、自分のペースで楽しみたいと思います!どうぞよろしくお願いいたします!

ー愛ちゃんとの今後の活動がますます楽しみになりました!これからの活躍を期待しています!これからどうぞよろしくお願いします!


□■□■インタビューを終えて■□■□

所属サークルの「しぇあはぴ」の映画上映会をteraco.で開催したことをきっかけに、つるでつながるのインターンシップ活動を始めた愛ちゃん。

都留で育ち地元の大学都留文へ進学し、将来を見つめながら地域の人の交流や居場所づくりにも興味を持っていることをインタビューを通じて知ることができました。地域をフィールドに活動していく仲間が増え、嬉しくもありとても心強く思います!

愛ちゃんの活動初日は、都留市鹿留(ししどめ)でカヌー工房とロッジを経営されている 山田恭嗣(きょうじ)さんとオンライン移住トークイベントの打ち合わせと、先日(2022/11/5-6)開催した森のリトリートキャンプイベントの下見のため「アウトランド鹿留」への訪問に同行してもらいました。

愛ちゃん「都留にこんな場所があったんだ!」

今後、愛ちゃんと共にteraco.で開催するイベントを企画していく予定です。

ロッジでのリトリートキャンプ実施に向けて、
山田さんのご経歴を3人で聞かせていただいた時の一枚。

イベントにご参加いただく際にお会いする機会も出てくるかと思います。これからのインターンシップ生の活動へ、引き続き地域の皆様にもご支援やご協力をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします✨

(2022.9.6 インタビュー実施)

写真:奈良大輔



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