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お店作りのこだわり


自己紹介シリーズ、長くなりましたがお付き合いありがとうございました。
さてさて
今回からはまた日記系で攻めていきましょう〜

最近、考えていることは「空気づくり」

空気とか、環境作りについて考えています。もちろん、お店のね。

アルバイトさんが加わったことで働きやすさ、仕事のしやすさ
と言う意味の環境だったり
営業している時の二人が作る雰囲気。空気。

そんなことが一人の時とはまた大きく違ってくるので考えるのが楽しい。

「チーム作り」って言葉も確かに当てはまるんだけど
なんだかビジネスっぽくて最近しっくりこないなあと思ってた中でピンっときたのが「空気づくり」だった。

変な話、
一人でやっている時は全部自分の責任で、やりたい放題だから笑、
物の位置とかも正直決まってなくていい。
生産性の話をすれば決まっていた方がもちろんいいんだけど、どこに何があっても自分がわかっていればオッケー。
だけど、それが二人になれば何でもかんでも適当に置いていてはお互いのストレスになるし、探す手間や時間が無駄。だから物の位置は決まってるのがベスト。どんな物でも。

そういう細かなルールが、働きやすい環境には必要。
“ルール“もちょっと窮屈なワードかもしれないから言い換えると“思いやり“?笑
一緒に働く上での互いへの“思いやり“を一つずつ形にしていく。


その作業を毎日少しずつ考えながら繰り返し積み重ねている最中。
物理的な物の管理だったり、システムだったり。
そして
営業中の空気づくりについては実際の営業を経て反省、仮説、検証して作っていく。

何が良くて、何がダメで
どうしたら良い空気が流れるのか
それは立ち方?仕草?言葉遣い?声のトーン?
目配り?距離感?音楽?室温?物音?香り?

たくさん要因があるんだけど、
私が一番大事にしたいと思っているのは「間」。


一風堂さんからの教えで
実際に「2.5秒の間の悪さ」について語られています。(一風堂心得帖の17訓)
ほんとこれの受け売りにはなっちゃうけど
私が一番大事にしてることだったと最近気づいたのよ。全くの無意識だったけど「なんか嫌だな〜」「何か違う」って感じるシーンが大体“間の悪さ“だった。


具体的なシーンを例に挙げると


お客様が入り口まで入ってきているのに、それに気づかない。
感覚的にいらっしゃったその2.5秒後に店員が「いらっしゃいませ」と挨拶する。

お客様が注文したいと顔を上げて店員さんを目で追っているのに、それに気づかず
2.5秒後に「何かご注文でしょうか?」などなど。

クレームになるようなことではないけど、この微妙な間の悪さがお客様の居心地を悪くしている。


お店をやられている人は、どれも経験があるのではないでしょうか?
私はこれらのシーンが本っ当に苦手で、うっかりやってしまった時はどんな時よりも悔しい気持ちになる。なんで気づけなかったんだとかなり反省します。
だから人一倍、手元よりお客様や入り口を見る意識をしていて、すぐに周りの変化に気づけるようにとアンテナを張ってる。
それは、一つの空間の中での「間の悪さ」なので、スタッフとのやりとりとかもそう。

「〇〇お願いします」
「はい」

たったこれだけでいいやり取りが、一回で伝わらないとリズムが崩れる。
だから物の名前や、物の位置などある程度の基準があった方がいいんだよね。
声のボリュームもそう。小さくて一回で伝わらないと「えっ?」っていう間が生まれて気持ち悪い。不協和音。リズム音痴にはなりたくない。

そういう意味でも店は舞台として考えていて、その2時間〜3時間は一度もリズムを外さないように緊張していたい。
だからメンバーとのやり取りがテンポよくスムーズにできるようなチームワークは必要で、そのためにある程度の基準は前もって作っておくべきだし、お客様への声かけも質問が多いようでは間が悪くなるからわかりやすさが大事。

商品の作り間違いや、オーダーミスとかも“間が悪い“選手権のトップオブトップ。
作り手も作るテンポが崩れるし、お客様と空気感もちょっと変わるよね。ヒヤっとする感じ。それも、そうならないようなわかりやすいシステムが必要。例えば食券の買い間違いが多いなら絶対原因があるはずだし。

そういったリズムを保っていくには緊張感が大事。
昔、吹奏楽部に入っていたからわかる。リズムや音を外したらめちゃくちゃ浮くんだよね。笑 めっちゃ恥ずかしいの。その一人の一回のミスでみんなで頑張って練習してきた、その舞台ではたった一回しかできない演奏が一瞬で台無しになるんだよね。だからお店のリズムはとーーーーっても大事。大事大事大事ー!


良いお店には良いリズムがあって、良い空気ができてくる。
それがお客様の居心地の良さに繋がっていく。


どんな場所でも、そんなお店を目指してます。でもまずは自分がそのリズムを掴んでいないと良いお店にはならない。実際まだまだ課題はいっぱい。まずは自分がメトロノームになって、メンバーに伝えていこう!

(え、うまくない?例え上手くない?笑)


てことで私のこだわりでした。完璧主義っぽいけど、こだわり。
どんどんこだわってこ!それが自分のカラー!
もっともっとお店が良くなるように!

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