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午前五時半の住人

 久しぶりの早起きに成功した、午前五時半。
 ここ一週間は、登校する子どもたちの声が聞こえてくる時間帯に起きていたから、窓の外でまだ朝が息をひそめている感じが懐かしかった。
 まるで、その時間帯にはその時間帯の住人が存在するみたい。
「ただいま、戻ってきたよ」という気分で、再び夢の中に落ちた私は、結局、九時前に目を覚ましたのでした。

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