目先の夢みたいなもの

「あなたはこれからどうなっていきたいの?」
 友人からこんな質問をされて答えに詰まった。
 自分はとにかく書き続けたい人なのだ、と表現するので精一杯だった。どうもしっくり来なくて、いま、当てはまる言葉を探している。

 書き続けたいという気持ちに嘘はない。たまに休みたくなる時期はあっても、基本的には呼吸をするように書いていたい。
 ただ、書き続けてさえいれば満足なのかというと、そうではない。

 たとえば今だったら、魑魅魍魎ラジオ企画(⇒詳細はこちら)に割く時間が必要だし、最近新しく友だちになった人たちと語り合う時間だって欲しい。気功の練習や星読みの勉強も続けたい。

 私は、とにかく自由に遊んでいたいのだと思う。
 遊びといっても、私の場合は、単純に友だちとショッピングやおしゃべりをすることを指しているわけではない。そういう時間も含まれてはいるけど、他に、『どこに繋がるかを考えず、とにかく好奇心のおもむくまま新しいことに突っ込んでみる』とか、『意味のないことに没頭する』とか、そういう意味合いが強い。
 あと、魑魅魍魎ライブに参加したことで、『誰かが何かをしている空間で、ふざけたりサプライズを与えたりする』のも、好きな遊び方のひとつだなあって思った。

 これからどうなりたいのかという質問に対する答えは、『好き勝手に遊に回っているだけで、周りの人たちに何らかの価値を与えられる人になりたい』といったところだろうか。
 その中に創作活動が含まれているというだけで、私が目指しているのは作家ではなくて、そっちなのかもしれない。

 わがままだから、欲もあるよ。
 ストイックに傾倒していた時期もあるけど、いまはけっこう貪欲。
 着てみたいと感じた服は片っ端から身にまとってみたいし、思い立ったら悩む前にサクッと購入したい。購入する際に「送料を足したら楽天とAmazonどっちが安いんだろう」なんてことでいちいち悩みたくない。
 贅沢指向なのかと聞かれたら、そういう面もあるし、逆にお金をかけない遊びも好きだと答えるだろう。どっちでも選べる状態でいたいだけ。
 あと、不要な物が出て、メルカリで売るのが面倒な時は、もらってくれる人にさっさとあげちゃいたい。
 安心だってしたいから、貯金はある程度あった方がいいと思ってる。
 いまもある程度やってる(ある)けど、もっと純度を高めていきたいし、それを維持していくだけのお金の流れも欲しい。

 まとめると、その時々の気分で好き勝手に遊び回って、かつお金もどんどん流れ込む人になりたいわけです。
 凝り性の飽き性だから、自分でビジネスをやっていくにしても、事業内容はめまぐるしく移り変わっていくことになると思う。
 ただ、書くことだけは十年以上続いてるから、結局、書き続けていたいという欲求が一番強いのかも。
 書くことをベースに、妖怪七変化をお披露目していけたらいいな。

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