魂開き(たまびらき)④
このエッセイは、わたしが自身の魂をひらくために描いている一枚の絵について、それを完成させるまでの心の移り変わりを記録したものになります。魂をひらくための絵を描こうと思うに至った経緯については『魂開き(たまびらき)①』をお読み下さい。
3月2日に続きを描いてから、しばらく日が経ってしまった。3月6日の今日、三日目の加筆。
まだまだ下準備という感じだけど、ほんの少しだけ形になってきた。描いても描いても気に食わなくて、一度白で塗りつぶしてリセットしたくなるけど、ぐっと堪える。
過去、気に食わなくて放置してあった絵を根気よく塗り続けた結果、当時の最高傑作に仕上げた経験があるから(↓の絵)、その時のことを思い出して、「あきらめずに描き続ければ、必ず納得のいくものに仕上がるから」と自分に言い聞かせる。
まだまだ気に食わないことだらけだけど、壁に掛けて眺めると意識状態が引っ張られるくらいにはエネルギーが込もってきた。
『イメージを降ろして下書きをしてから描いた方がよかったのだろうか』
『描けば描くほど傷口が広がっていくような気がする』
描き始めから迷いと後悔の連続だったけど、絵のエネルギーを感じたことで、これで大丈夫なのだと思えた。
見た目に惑わされずに、感覚を転写することに集中しよう。思考が入り過ぎている。
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今月に入ってから二回くらい信貴山に登っている。一回目は車で行って、向こうについてから山を登って上の方の寺や滝を巡った。二回目はふもとから40分以上かけて歩いて行った。
体力がなくて駅前までの道を往復するだけでバテていたのに、急にスイッチが入ったらしく、毎日無駄に歩き回っている。
日々、絵と向き合いながら、瞑想をしたり山を登ったりして修行の日々を送りたい。瞑想はもともと毎日欠かさずやっているのだけど、適当に済ませる日を減らして、時間を長くして、より励みたい。
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