【読書記録】さいはての島へ ゲド戦記3
2023年134冊目。
前巻からずいぶんと時が経ったようで、ゲドが大賢人として登場したのは驚きました。
体裁としてはゲドがアレンを連れて冒険しているように見えますが、ゲド本人も言っているようにアレンの冒険にゲドがついていっているように読めました。『ホビットの冒険』のガンダルフのような立ち位置でしょうか。
世界の均衡が崩れて魔法が使えなくなっていく様子は『ナルニア国』シリーズの最後の戦いを彷彿とさせますが、キリスト教の影響の濃いナルニアに比べると独自色が強く感じられました。
最後ゲドは力を失って故郷に帰りますが、次巻以降どうなってしまうのか気になります。『帰還』とあるのでゲドが帰ってくるのではないかと予想しますが……。
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