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【推し活】ファンレ、スタフラ、読者アンケート

#沼落ちnote

バンギャルとして沼ったいくつかの瞬間を記してみようと思う。



1)ファンレター

おそらく書いたことがある人も一定数はいるだろうと思う。
とは言えそのうち何割が「メンバー全員」に書くだろうか。

「このメンバーが揃ったからこそ、今のバンドがある」
という考え方から、基本的に私は箱推しだ。
何度か通っているうちに伝えたいことが降り積もり、
気付けばレターセットをメンバー分用意してライブ前にいそいそとしたためている。

これは沼のほとりで転んだくらいの段階だ。


2)スタンドフラワー

開店祝いなどで店先に出ている花の飾り、スタンドフラワー。
人生で初めてスタンドフラワーを発注したのは社会人になってから。

おそらくはファン同士で企画し、出資を募って連名(「ファン一同」など)で発注するものではないだろうか。

当時通っていたバンドの初ワンマン(しかも2days)の1日目、本来あるべき場所にそれがなかった。
初ワンマンにファンから花が出ないなんてこと、あるんだろうか。
ああいうものは、てっきり、常連のファン達が手配するものだと思っていた。
だが無いのだ。
関係者だって、他のバンドのメンバーだって、招待されているであろう初ワンマンの日に、ファンからの祝い花がないのだ。

インターネットというものは大変に便利である。
1日目のライブが終わってすぐに、遅くまでやっている花屋を探し出し、
翌日(2日目)のライブ前には搬入してもらうことができた。
本来スタンドフラワーは事前に会場に連絡し、設置許可や搬入時間の調整を行うものだと知ったのは、その時である。

これが沼に頭から落ちた段階。


3)雑誌の読者アンケート

まだヴィジュアル系専門雑誌が世の中に存在していた頃、
毎号読者アンケートに推しを載せてほしいと熱い思いを書き込んでいた。
本誌のアンケートページを切り離さなければならないアンケートは、購入者であることの証左であるので、そこでしっかりとアピールすることが重要であると考えたのだ。

だけではなく、インターネット上のアンケートフォームにも名前を変えていくつも投稿していた。(同一人物なのはばれていたかもしれないが)
ファンがたくさんいるかのように、物量で見せかけようとしたのである。
(もちろん他のファンの力もあったことだろう)

このあたりは沼で泳いでいる段階。


4)Wのつくインターネット百科事典

猫も杓子も百科事典様である。
掲載されていないものは存在していないくらいの扱われよう。
兎にも角にも百科事典様なのだ。

百科事典様には記載条件や記述ルールが細かく設定されている。
推しのページの内容を充実させるために、その難解なルールを紐解き、他のバンドのページも参考にしながら、見栄え良く体裁を整えた。
(これを読んで新たにページを作成しようと考えたなら、記載条件はよく確認した方がいい)
現在のように編集が簡単ではなかったが、そこは昔取った杵柄。
インターネット黎明期にファンサイトを作成した経験が役に立った。
幼少期から沼りやすいタイプだったのである。

こうなるともう沼に潜っている。


沼落ちにも色々と段階がある。
沼の深さや広さも様々だろう。
まだ沼っていない人も、複数の沼を泳いでいる人もいるだろう。

沼っている人は私の知らない世界のことをたくさん知っている。

私は沼仲間の沼っぷりを見るのが好きだ。


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