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マーケターという仕事 意外と地味だけど超重要な"調査"と言う業務

皆さんこんにちは。
強ニューです。

自己紹介について、詳細は下記リンク参照ください!

簡単に。
”強くてニューゲーム”という某スーパーファミコンのゲームソフトに感化されて、就活生の自分にいまの経験と知識のまま戻ったら、をコンセプトに、主に20代の就活〜社会人の方に向けて役に立てばと思って記事を書いています!

某グローバルブランドの商品企画というポジションで現在働いていますが、同会社内で営業8年、マーケター4年、プランナー2年というキャリアでございます。

以前書いたマーケティング関連の記事を再掲します!

さて、今回は、自分の転職活動を想定して、自身のキャリアについて棚卸を目的にマーケターという仕事について書いていこうと思います。
現在マーケターとして働いている方、これからマーケティングの仕事に従事される方は是非ご一読頂ければ幸いです。

ジョブ型雇用とメンバーシップ雇用について

本題に行く前に、海外の方と仕事をしていると、自分の専攻や肩書を自己紹介の際に明確に伝えられることが多いです。いわゆるジョブ型雇用という働き方が影響していると認識していますが、日本企業で総合職で働いている強ニューはその違いについて最初とても違和感というか劣等感を抱いていました。

雇用の種類について、企業の中で必要な職務内容に対して、その職務に適したスキルや経験を持った人を採用する雇用方法のことをジョブ型雇用としいます。 従来の日本企業の新卒採用では、あらかじめ職務を決めずに、採用後に導入研修を行い、その中で本人の志望や適性を見て配属先を決めるというメンバーシップ型雇用が主流
リクルートマネジメントソリューションズより抜粋

そもそもマーケターという肩書きさえ聞き馴染みのない方も多いのではないでしょうか?強ニューももともとはマーケターという肩書きを名乗っていませんでしたが、海外の方と仕事をする際に、”お前何者や?”と聞かれて答えるのに悩み、行き着いたのがマーケターという肩書きでした。

その上で、強ニューが”明日からマーケティングの部署に配属です”と会社から異動命令を出された際に最初に決意したのは、マーケティングを体系的に学び直すということでした。
そのために以前も紹介しましたが、グロービスマネジメントスクールにてマーケティング基礎を先行し実際に3ヶ月のカリキュラムを受講しました。マーケターがマーケターたる知識と技術を身につけるという目的に通学という手段を選んだ形です。

マーケターという役割

マーケターという仕事に明確な業務領域は存在しないと強ニューは思います。グロービスではマーケティング・経営戦略基礎という内容の講義でした。
何が言いたいかというと、マーケターとは、経営戦略と紐ついてしかるべきポジションであるということです。中期的な視野にたち、会社のリソースの分配に影響を与える稀有なポジションであるべきです。マーケティングとは企業活動そのものと置き換えてもいいとさえ強ニューは思います。

その上でマーケターに対して業務領域を設定するのあれば、それは市場調査と販売促進支援であると思います。

市場・機会を調査する仕事

マーケット=市場、マーケティング=市場理解だと強ニューは定義します。
グロービスにおけるマーケティング思考では、経営理念や方向性を大前提においたうえで、外部環境と内部環境の分析をまず行い、顧客を特定することが下ごしらえだと教えられました。なので、マーケターとしては、外部環境、内部環境を調査し、市場を理解することが必要不可欠です。

事実、強ニューがマーケターとして最初に実施したのは、市場データを販売している会社からデータを買うこと(具体的には矢野経済研究所というところを使っていました)また、自社の商品を販売に行くべきチャネルリストの作成でした。チャネルリストの作成においては営業の仕事のようですが、新規事業だったこともあり改めてフラットな目線で既存、新規とわず自社が売りに行くべき選定を行ったのです。
ツールとしては、3C分析というフレームワークを活用してまとめて行くと後々上長やチーム内でシェアする際に漏れなくだぶりなく表現することができます。

ただ、これは新規事業領域における業務であり、すでに新規が極小化されている場合にやるべきは”顧客理解”だと思います。
少し広い言い方になりますが、例えば自社でダイレクトに顧客(ここでの顧客は最終消費者の意味)管理ができているのであれば、それはどういったデモ属性(年齢・性別・居住地域・家族構成など)やサイコグラフィック属性を持っているかということまでグルーピングできている会社は強いと思います。
もしくは、どういう熱狂的なファンがいたとしてどういうところに心酔してくれているか。そういう層と対話することで自社のファン化の本質をうかがい知ることができると思います。
逆にどういう顧客は自社の商品・サービスに興味がないかも把握できていると取捨選択ができるのではないでしょうか。
なぜ”言語化”が大事なのかといえば、それはチームで共通理解をもつためです。

顧客を特定する際によく出てくるフレームワークはSTP分析です。
セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングのそれぞれの頭文字をとったフレームワークで、セグメンテーションとは、さっきいった属性の切り方、ターゲティングはその中で自社の商品に興味がありそうなグループ、ポジショニングとはそのターゲットの頭の中の自社の見え方です。
STPの設定はマーケターのセンスが問われる一番の腕の見せ所です。
ここは顧客がどれだけ見えているか、競合の商品の理解ができているかで自社が獲得したい顧客像とどう思われたいかが設定できますので、STPに行く前に外部・内部の理解を進めることをしないと良いSTPの設定はできないといえます。

多くの日本企業(自社も含め)がマーケティングが弱いのは、この分析と顧客情報の蓄積を商社や卸売に委ねてしまい、市場把握ができていないからといわれています。自社にとっては事実だと思いますし、ワークマンやユニクロ、良品計画などここ数年で急速に拡大してきた会社の多くはダイレクトに顧客情報を入手し分析することでSTPを次々に設定し、顧客のライフスタイルに寄り添った新しい商品を世に出すことで売上を拡大してきているのではないかなと感じます。

まとめ

今日の話では、マーケターがやるべきことの業務領域は、調査と実行だと書きました。話が少し長くなってしまったので、マーケティングミックスを実行する話は次回に持ち越したいと思います。

調査においては、外部環境・内部環境を把握、分析することが大事です。
そのために外部環境においては矢野経済のような調査会社を、内部環境を把握する上では顧客情報をそれぞれ把握蓄積して行くことが大事です。
昨今業績を伸ばしている会社は自社で製造し最終消費者に販売しているSPAという業態ばかりが目につきます。
日本企業のマーケターとしては、難しい状況ではあると思いますが、最終消費者に近しい人材であるべきだと思いますし、そういう情報を蓄積できる業務設計ができないと、その後の打ち手も空振りに終わってしまう可能性があるので、製造部門・営業部門と連携して顧客の把握と設定のPDCAを回して行けるといいかと思います。

言うは易し
ただただ実行あるのみ。

GWはゆっくり休んで、休み明けからまた頑張りましょう!

今日の大事なポイントおさらい
3C分析:市場・競合・自社を把握するフレームワーク
市場は自社の販売領域を設定し、PEST分析でもれなくだぶりなく設計するとわかりやすい。

STP分析:セグメンテーション、ターゲティング、ポジショニングのそれぞれの頭文字をとったフレームワークで、セグメンテーションとは、デモ・サイコ属性の切り方、ターゲティングはその中で自社の商品に興味がありそうなグループ、ポジショニングとはそのターゲットの頭の中の自社の見え方です。

自分のnoteやSNSもマーケティング思考をフルに発揮してブラッシュアップしていかないとなー、、、、

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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