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10年前のあの夏、ぼくらが夢みた「未来」

今年の夏で、細田守監督の『サマーウォーズ』が公開されてから10年が経つ。

あの作品で描かれた「未来」は、今から観直しても決して古びてはいない。

むしろ、この10年間におけるSNSやIoTの急速な発展/浸透を予想していたかのような物語や演出は、今観るからこそハッとさせられてしまう。(本当に恐ろしいのは、細田監督は、今作の土台となった『デジモンアドベンチャー/ぼくらのウォーゲーム!』を、2000年の時点で既に作り上げていたことなのだが。)

しかし、僕たちが生きる現実の世界も負けてはいない。

10年前には予想もできなかったことが、次から次へと生まれていき、僕たちの日常をアップデートし続けている。新しいテクノロジーが照らしてくれる「未来」は、きっと明るい。

そして、『サマーウォーズ』の公開から10年が経ったこのタイミングで、特別企画「SUMMER WARS OZ on VRoid powered by pixiv」の実施が発表された。あの夏、僕たちが夢みた「OZ」が、いよいよ現実のものとなるのだ。



VRoidのプロデューサーである清水智雄は、次のようにコメントしている。

「OZ」は、現在AR/VRに携わる者にとっての夢であり、進むべき未来への指針でもあります。
「誰もがお気に入りのキャラクターを持ち、どこへでも行ける・遊べる」体験を提供する「VRoid」のサービス群は、そんな未来を実現するために必要不可欠な存在だと確信しています。
「あの夏から10年。OZの世界をVRoidが再現する本企画を通して、ぼくらが思い描いてきた未来の可能性を、多くの人に感じていただければ嬉しいです。」


「VRoid」と「OZ」が折り重なる時、いったいどんな新しい「未来」が幕を開けるのだろうか。

絵を描く人だけではなく、『サマーウォーズ』の世界に憧れ続けてきた人、新しいテクノロジーを探求し続けている人にとっても、今回の企画は堪らないものになるはずだ。

もちろん、僕もその一人。期待して待ちたい。



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