凄い。

もはや「ツアーファイナル」という言葉でさえも説明しようのない、圧倒的にエモーショナルな音楽体験。

東京ドームに集まった5万人の「僕」と「あなた」のかけがえのない物語が、BUMP OF CHICKENの音楽を通して、鮮やかに彩られ、力強く肯定され、そして一つに結ばれていく。

僕は、あの景色を当たり前のものだとは決して思いたくはない。

彼ら4人の佇まいは、どこまでも等身大でカジュアルだからこそ、時に忘れてしまいそうになるが、その一つ一つの音楽を通したコミュニケーションは、眩い奇跡の上に成り立っているはずだ。

2013年以降、自らが生み出す楽曲に導かれるようにして、BUMP OF CHICKENの4人は、数々の新しいトライアルを積み重ねてきた。

その覚悟と挑戦の日々が、ここに結実したのだ。

その事実に、ただただ圧倒される。

大げさな言い方かもしれないが、これこそまさに、ポップ・ミュージックの奇跡なのだと思う。

特に、"新世界"が切り開いた歓喜の光景は、言葉を失うほどに美しいものであった。

東京ドームのワンマンライブだからこそ味わうことができた、あの興奮、あの一体感を、僕はいつまでも忘れたくない。

そして、勇気を持って新しい扉を開き続けてくれたBUMP OF CHICKENの4人に、心からの感謝を伝えたい。

追って、ライブレポートを書きたい。

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