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新調したオフィス・パスタ環境

昨年末の中盤くらいに、10年使っていたパスタクッカーが故障した。

三ッ谷電機株式会社 MPT-900T パスタタワー

調べてみたけど同じものはすでに販売されていなくて、中古品すら出回っていなかった。原理的には「スイッチで中の湯が沸いて、その中にパスタを入れる」というもので「こんなもの、他のメーカーでもあるだろ」とタカを括っていたら、どこのメーカーも作っていなかった。なんでだろうか。

兎にも角にも、パスタを茹でることができなければオフィスで飯を食えない、ということで、なんとかアイディアを広げて代用品を探した時、一番最初に目に入ったものを試してみることにした。

パスタを入れて、湯を入れたら蓋をして放置。茹で時間+3分ほどでパスタが茹で上がるらしい。他の代用法を調べても結局はこれか「レンジで茹でる」しかなかったので、こちらを選んでみた。レンジはソースを作るときに占有するので、パスタとは工程を並列させたかった。

このサーモス、問題点は2Lの沸騰した湯が必要なこと。そんな湯沸器はオフィスにないので、これも購入することに。

電熱式だった。可能だったら瞬間的に湯が沸かせるケトルタイプが良いと思って、年始早々にヤマダ電機に走ってみたけど、おそらく「電気ケトルは1.2Lまで」しか作られていない。仕方なく、上記の買った電熱ケトルで湯を沸かすことに。結果的には何事も問題なくお湯が沸いた。

さて、今日作ったパスタの概要。「かつお菜とシーチキンのオイルソース」

かつお菜とシーチキン

「かつお菜」とは福岡県のお雑煮に入るアブラナ科の野菜で、今回初めて食したのだけど「ちぢみほうれん草」のような感じだった。芯は硬いけど緑の葉の部分は、熱が入るとずいぶん柔らかく甘い。甘いアブラナ系であればツナ缶は相性抜群だろうと、間違いない組み合わせで試した。当然美味しかった。

ちょうど年末から「カラブリア産唐辛子(ペペロンチーノ)」を常備することにした。

サイズは日本の一般的な唐辛子の1/4くらいだが、そのサイズで辛味が4倍ほど強い。「イタリアではパスタに唐辛子を入れることは稀」と聞いて不思議だったけど、この唐辛子は確かにそんなに入れるべきではないと思う。この唐辛子で台湾ラーメン作ったら完食できる人などいるであろうか。

ついでに塩も岩塩を常備することにした。

やはりピンクソルトは少し柔い塩味な気がする。そしてミルで削ったほうが塩の粒子が細かいので、素材から水分を出したいときに、結構うまい具合に働いてくれるような気がする。

さて、今回紹介したサーモスの真空断熱パスタクッカーですが「パスタが完璧に上手く茹でられたのか?」と言われると、初めて使った感じでは結構厳しい。パスタがネトっとしていた。「表示茹で時間+3分」と書かれていたけど、茹ですぎだったかもしれない。あと、パスタとの相性もあるだろう。今回のパスタは「ラゼルヴァ1.8mm」で少し太いのも難しい原因かもしれない。

このパスタを消費し切ったら、またディチェコの1.6mmに戻そうと思う。おそらくこのサーモスを使うのであれば、細いほうが良さそう。またバリッラで試してみるという手もある。

というわけで、今年もまだまだパスタで楽しめそうだなと。

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