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バスキング vs ギグ

昨日はバスキングからのギグでした。

バスキング = 公園での演奏 (昨日はセントラルパーク)
ギグ = お仕事 (昨日はホテルでの演奏)

バスキングは10時から1時まで。通常のバスキングは4〜5時間やるのですが、この日はメンバーの都合で短めでした。

ギグは7時からなので一旦家に帰ります。家に着いたのが2時。

少し休憩してから小一時間練習します。バスキングとギグはテナーサックスがメインなので、練習をサボるとバスクラリネットとフルートにブランクが1日できてしまいます。

5時半に再びマンハッタンに向かい、7〜10時がホテルでの演奏のお仕事でした。

今日、楽器を吹いていた時間は5時間半。かなり疲れましたが良い1日でした。

昨日はバスキングは時間が短かったこともあって収入はそんなにはよくありませんでした。一方ギグではギャラが決まっていたので安定した収入を得ることが出来ました。

しかし、これは昨日たまたまそうだっただけで、バスキングでも沢山稼げることもあれば、ギグなのにギャラがとても少ないこともあります。

また、やりがいという点においても、バスキングだから沢山の人に聴いてもらえる保証もなければ、ホテルやレストランの演奏でも熱心に聴いてくれるお客さんがいる場合もあります。

結論として、バスキングとギグに優劣をつけることは出来ないということが言えると思います。

お金を稼ぐプロとして、また、クオリティーにこだわるプロとして時間を費やす価値があるかどうかは、最近聞いた次の言葉で考えるといいと思います。

Earn or Learn. Or, quit your job. というのがあります。稼げるか、学べるか。どちらもない仕事は辞めろとは上手く言ったものです。

NYは夏も終わり、そろそろバスキングシーズンも終わってしまいますが、これからどういうタイプの仕事をするにしても「稼げるか、学べるか」という基準で活動していこうと思います。とは言っても、経験値が上がってくると「良い経験になる」とまんまと人に搾取されることもなかなかなくなってくるのですが。

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